AKB48グループが2日、横浜アリーナで、『AKB48グループ感謝祭~ランクインコンサート』2日目公演をおこなった。今年6月に開催されたAKB48世界選抜総選挙で16位から2位に入った15人が出演。初の女王に輝いた松井珠理奈不在のなか、それぞれが自ら企画、演出したパフォーマンスでファンに感謝の思いを届けた。

「B.U.S.A」を披露する須田亜香里

 女王不在のなか、グループを牽引した一人に須田亜香里がいた。幕開けを告げた「センチメンタルトレイン」。須田と宮脇を前に、総勢15人がアグレッシブに歌うと、「言い訳Maybe」や「1・2・3・4ヨロシク!」などを立て続けに披露していく。宮脇咲良が「最高の一日にしましょう!」と呼びかけ届けたのは「ヘビーローテーション」。須田は持ち前の身体の柔軟性を活かした開脚も見せた沸かせた。

 怒涛の如く5曲を歌い切ったメンバー。汗だくの様子だが爽やかな表情。須田は「残念ながら1位の松井珠理奈さんは出ることはできなかったんですけれども、私たちとファンの皆さんと、いつも応援して下さっているけど今日はこれなかった方もいると思いますが、みんなでこれからの48グループを感じられるようなコンサートにしたいと思います!」と高らかに宣言した。

 その後は、16位から順にソロ曲が披露。それぞれが自ら企画、演出したパフォーマンスで観客を沸かせるなかで、最後に登場したのは須田亜香里。スクリーンには「ブサかっこいいを目指します」という文字が。披露した楽曲は、今人気を集めているDA PUMPの「U.S.A.」ならぬ「B.U.S.A.」だった。

「B.U.S.A」を披露する須田亜香里

 星条旗カラーの衣装で登場した須田は長い足と柔軟性を活かしてダイナミック且つ優雅にダンスパフォーマンスを繰り広げていく。まさに、オリジナルの完全コピーといった形で盛り上げた。

 選んだ理由は「『U.S.A』で皆が真似っこして盛り上げっているじゃないですか。それであることに気が付いたんですよ。『USA』の頭に『B』を付けると『BUSA』になるんですよ。それで、DA PUMPさんの『U.S.A』は“ダサかっこいい”で浸透しているじゃないですか。それにあやかって“ブサかっこいい”で」とその理由を明かした。

 一方、須田のダンスパフォーマンス中は、裏で宮脇が振付をノリノリで真似して楽しんでいたという。メンバーからも「楽しんでいる咲良ちゃんが見れて良かった」と言わるほどノリノリだったようだ。

ステージを降りてファンに直接感謝を伝える須田

 その後は、それぞれの推しメン席にメンバーが出向いて「あなたがいてくれたから」などを歌いながら、感謝の気持ちを伝え、本編のラストの「支え」ではメンバーが自らの名前を言う演出。最後に番が回ってきた須田は、自身の名前を早口で言うと、この日欠席した「松井珠理奈」の名前を告げた。これには会場からも歓声が沸き起こった。

 女王を欠いた感謝祭だったがその穴を埋めるように、個々のメンバーが、熱のこもった歌や演出、トークなど感謝の言葉を送った。アンコールで披露した「アリガトウ」。須田をはじめメンバーの頬には涙が伝っていた。【撮影=木村陽仁】

フォトレポート

「B.U.S.A」を披露する須田亜香里

「B.U.S.A」を披露する須田亜香里

「B.U.S.A」を披露する須田亜香里

「B.U.S.A」を披露する須田亜香里

ステージを降りてファンに直接感謝を伝える須田

アンコールで声援に応える須田

アンコールで声援に応える須田

この記事の写真

記事タグ 


コメントを書く(ユーザー登録不要)