蘭寿とむ

 元宝塚トップスターの蘭寿とむが2日、モデルの森星、俳優の谷原章介とともに、都内でおこなわれた、映画『オーシャンズ8』の完成披露試写会イベントに登場。本作の舞台化を願った。

蘭寿とむ

 『オーシャンズ8』は、大胆でスタイリッシュな犯罪チームの活躍を描いた『オーシャンズ』シリーズの第4弾作品で、8人の女性による犯罪チームが、ニューヨークでおこなわれるファッションショーで強奪計画を実行する姿を描く。監督は『ハンガー・ゲーム』などを手がけたゲイリー・ロス。出演にはサンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ、ミンディ・カリング、サラ・ポールソン、アウクワフィナ、リアーナ、ヘレナ・ボナム・カーターら。

 蘭寿は、宝塚歌劇団に在籍時、舞台『オーシャンズ11』(2013年、花組公演)で、映画ではジョージ・クルーニーが演じた主人公、ダニー・オーシャンを演じている。その際舞台の参考のために何度もこの映画のシリーズを見たといい「ジョージ・クルーニーがあまりにもカッコよくて。クールで大胆、かつ大人の魅力もあって。それでいてお洒落な抜け感もある。この抜け感がオーシャンズの魅力かなと私は思っています」と自身の考えるこのシリーズの魅力を語る。

 新作の『オーシャンズ8』を見た感想として「その魅力を残しながらも、さらにゴージャスという。本当にワクワクが止まらなくて、爽快感が満載のエンターテインメントでした。途中からオーシャンズ8の仲間に入っているような感覚を味わって、すごく楽しかったです」とコメント、さらに「見終わった後には“これを舞台化しても面白いんじゃないか”というのも感じたりしました。もしそんな機会があったら、是非この豪快な“盗み”に参加したい」と舞台化の希望などを見せていた。

蘭寿とむ、森星、谷原章介

 またこの日は、映画にちなみゲストに対して「皆さんが会った中で“カッコいい”と思われた女性は?」と質問されると、蘭寿は「今日お会いした森さんが。お話したときに、柔らかいのにすごく芯が素敵な女性だということをすごく感じて、カッコいいなと思いました」と本人を目の前に絶賛。森は「今日は良く眠れそうだ! うれすぃー! 頑張りまーす!」とうれしそうにコメント、会場を沸かせていた。

 一方、この日はロス監督が来日、イベントにも登場する予定となっていたが、急遽中止となり、代わりに「スケジュールの都合により、残念ながら日本への渡航が困難となりました。来日を断念する結果となり、大変残念です」と侘びの言葉が披露された。そしてロス監督は続けて「この夏、日本の沢山の方が『オーシャンズ8』を楽しんでくれることを願っています。そしていつか、皆さんの素晴らしい国に訪れることができる日を心待ちにしております」と映画のアピールと共に、改めて来日を願う気持ちをメッセージとして送っている。【取材・撮影=桂 伸也】

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