May J.、オリジナル曲が配信１位に「カラオケ歌手」のレッテル剥がせるか

　「アナ雪」主題歌で注目を集めるも“カラオケ歌手”のレッテルを貼られ、ネット世論では不評を買っている歌手のMay J.（26）。歌唱力の高さは誰もが認めるところだが、オリジナル曲にヒットがない、と揶揄されていた彼女が９月10日に発売する新曲『本当の恋』で実績を残そうとしている。

　フェスでは大歓声に包まれたMay J.

　シングル発売に先駆けて４日から音楽配信が始まった新曲「本当の恋」が、配信初日の９月３日付レコチョク・デイリーシングルランキングで１位を獲得した。iTunes J-POPチャートでも同日付で５位を記録。真価が問われていたオリジナル曲で好調なスタートを切った。

　この楽曲は、井浦新・稲森いずみらが出演するTBS系木曜ドラマ劇場『同窓生～人は、三度、恋をする～』の挿入歌として７月から放送。関係者の話では、ドラマの放送当初から多くの反響を呼んでいたという。

　劇中でも主人公が思いを馳せる感情的なシーンで流れてくるため、ピアノ１本で歌い上げるMay J.の歌声がよりドラマのストーリーを盛り上げている。

　May J.は「ピアノ１本での伴奏なので、歌詞や歌の世界観をしっかり伝えられるように気持ちを込めて歌いました。ドラマのヒロインは40代の女性ですが、性別や世代関係なく、この曲を聴いてそれぞれの本当の恋を全力で大切にしたい、と思っていただけたら嬉しいです」とコメントしている。

　また、シングル『本当の恋』に収録される特別映像「本当の恋-Episode 0-」では、サッカー日本代表の内田篤人選手が出演していることでも話題を集めた。ちなみにこの作品は、同じくシングルに収録される「本当の恋」「Sunshine Baby!」「つかのまの虹でも」という３曲のミュージックビデオの序章となっており、続編となるそれぞれのミュージックビデオは10月８日に発売される７枚目のアルバム『Imperfection』に収録される。

　配信におけるデイリーランキングで１位と、幸先の良いスタートを切ったMay J.。この後に発表される配信における週間チャート、そしてシングル、アルバムのセールスランキングの結果が注目される。