バイオリニストの葉加瀬太郎が、子供のゲーム機を“バキバキ”に折りネットで炎上していた同じくバイオリニストの高嶋ちさ子を擁護した。22日に投稿したツイッターで「ゲーム機を壊す事の良否は結構、でもそれだけで彼女の人格をとやかく言う事は間違ってます」などとコメントすると、こちらにも厳しい意見が寄せられ、騒動が過熱している。

 2月12日付の「東京新聞」コラムで、子供2人がゲームをする時間の約束を破ったことを理由に、ゲーム機を“バキバキ”に折ったことを明かした高嶋。ネット上では「ただの暴力」などと物議を醸していた。

 葉加瀬は22日に自身のツイッターを更新し、「友人高嶋ちさ子の子育て論炎上について一言。ゲーム機を壊す事の良否は結構、でもそれだけで彼女の人格をとやかく言う事は間違ってます」と高嶋を擁護した。

 さらに、「もし彼女の人間性に何か言いたいのなら、まず彼女の音楽を聴いてからにしなさい。あんなに純粋で美しい音色を奏でられる人に悪い人がいるわけがないから」と音楽性の高さを引き合いに出し、高嶋のバイオリンを聴くことを薦めた。

 しかし、擁護した葉加瀬のツイッターには、高嶋と同様に厳しい意見が続々と寄せられた。「演奏と人格は関係ないけれど、暴力的子育ては思いっきり人格そのもの」「技術者が魂を込めて造ったゲーム機をブチ壊す人間は人としておかしいやろ。音楽以前の人間性の問題や!」と厳しい声が続々と書き込まれた。

 さらに、「ゲーム機の件はバイオリンの価値を知らない人がバイオリンを壊すのと同じ」とゲーム機をバイオリンに置き換えて説明する投稿も見られる。

 そして、心理学の“バロー効果”を持ち出しながら、「『こんないい音楽を生み出せるんだから、きっと素晴らしい人格者だ!』というのは、ただの錯覚です」と葉加瀬の主張を切り捨てている。

 葉加瀬の発言の趣旨は、あくまで高嶋の人間性への配慮が必要ということのようだが、これが火に油を注ぐ結果に。高嶋発言による一連の騒動は沈静化するどころか過熱の様相を呈している。

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