背中で感じ合えるグループに
――「I'll be there」と「Can't you say」は、『恋と嘘』と『Spritpact−黄泉の契り−』のED曲として起用されていますが、改めてどう感じましたか? この2曲はクレジットがRoysとなっていますが、Arinさんがベースをお作りになったそうですね。
Arin どちらの曲もアニメの為に作ったわけではなかったので、後でアニメ観ると、私はそういうつもりで作ったわけではなかったのですがアニメの世界観と合ってるなと思いました。いろんな捉え方ができるんだなと。
――歌詞はご自身の経験などが反映されている?
Arin 私は自分の中にあるものじゃないと書けないですね。ちょっと恥ずかしいですけど(笑)。<あの日までの 日々めくった ありがとうで締めくくられたページ>という、冒頭の2行は本当にそのノートをめくる作業から始まったので。もう終わらせたことを広げて思い出した想いがサビに繋がって。
――お2人はこの曲を聴いてどう感じましたか?
Risa 私は最初聴いた時に、訳も分からず涙がポロポロ出てきて。すごく繊細で、メロディーが琴線に触れて。聴く人にそっと寄り添うイメージがありますね。
Sayuri 一単語、一単語がいい意味でまとまっていなくて色んな思い出やシーンを思い起こさせる、凄く素敵な詞とメロディーだなと思いました。サビではしっかり核心的なことを言っていて、また聴いた人によってそれぞれ違う言葉を思い出させるような、それぞれの物語ができるような曲だなと。
――それぞれが歌うパートはどのように決めるのですか?
Arin 私がここはだれだれに歌って欲しいと指名する感じでした。
――お3人は恋愛に関しては、この歌詞のように奥手な感じですか。
Arin Sayuriは奥手じゃないと思います。割と全身でぶつかっていくタイプよね。
Sayuri そうね。早く白黒つけたいですね。
Arin 私はもう歌詞の通りです。「好き」とか言わない方です。
Risa 私は奥手でしょうね…絶対告白とかはできないです。あ、でも幼稚園の頃に告白したことはあります。今までの人生では、それが最初で最後ですね。
――そういう恋愛の経験は、SayuriさんとRisaさんも歌詞として書いている?
Sayuri そうですね。今後、聴けるかもしれないです。
――5月15日にはShibuya O-nestで初のワンマンライブも決定していますが、今後のRoysの展望をお聞かせ下さい。
Arin ライブの楽しいアーティストになりたいと思っています。あと、個性のある曲を書いていきたいですね。
Sayuri まとまりたくないなと思いますね。寄り添う曲もあるけど、とんがっていたいというか。3人とも違うところを見てるんだけど、背中ではちゃんと感じ合っているというグループだったら素敵だなと。ライブもそれぞれ好きなことやってるけど、何か見えてるよね、分かってるよねという。
Risa やっぱり初めて出るCDなので、これをきっかけにどんどんRoys像を発見してもらえたらと思います。まだこの作品はごくごく一部のものなので。もっとたくさん曲もあるので。
Sayuri 最初がこういう寄り添える曲でよかったなと思います。けっこう奇抜な曲もあるので。いろんな人に共感してもらえるような歌詞と不思議でキャッチーなメロディーの受け入れられやすい曲だと思います。
(おわり)