背中で感じ合えるグループに、Roys 「声の3原色」個性を音楽に
INTERVIEW

背中で感じ合えるグループに、Roys 「声の3原色」個性を音楽に


記者:松尾模糊

撮影:

掲載:18年05月14日

読了時間:約10分

三者三様の道のり

――どういった音楽からインスパイアされますか?

Risa 私はRoysをやり始めてから、他の音楽を聴き始めました。それまではミュージカルか、ディズニーか嵐しか聴いていなかったですね。小学4年生からミュージカルの世界を目指していたので。Roysに入ってから歌い方が1人だけミュージカル寄りだったので、変えなきゃいけないなと思って。

Arin 何か1人だけソプラノ歌手がいるんですよ。「Risa、Risa、違うよ」って(笑)。

Sayuri

Risa 「違うか。じゃあ教えて」という感じで(笑)。もっと耳をポップスに合わせないといけないなと思って、曲を作る上でも。今は好きでポップスも聴いています。最近は『グレイテスト・ショーマン』(米映画)のサントラをよく聴いています…あ、これはミュージカル映画ですね。戻っちゃった(笑)。

Arin 大事にしよう、そういうコアなところ(笑)。私はずっと洋楽を聴いていますね。中学生までは邦楽も聴いていたんですけど、歌詞が入り込んできて感傷的になっちゃうので。単純にアガる目的で洋楽を聴き始めました。ブリトニー・スピアーズの「トキシック」(2004年)を最初に聴きました。小学生の時に凄くイケてる子がいて、「最近どんな音楽聴いてるの?」って聞いたら「ブリトニーいいよ!」って言われて。

――Arinさんはずっと歌手になりたいと思っていたのでしょうか。

Arin 歌手になりたいと思ったことはないんですよ。好きでやっていて、流れで歌手になっていました。

――Sayuriさんも?

Sayuri 小さい頃は画家になりたいと思っていて。油絵が好きでしたね。小学生のときも海外教室に通っていて。音楽は好きでしたけど、人前で歌うなんて全然思っていなかったですし。しかも超音痴でしたし(笑)。

 カラオケの採点も声が小さくて拾えなくてずっと0点でした。でも、両親がクリスチャンでゴスペル隊に入っていて、中学1年生のときに人前で歌わなくちゃいけなくなって。一生懸命練習するんですけど、声が出なくて。指揮者の人に「無理やりでもいいから大きな声出してみたら?」と言われて、出したら詰まっていたものが取れたように声が出るようになって。そこから画家ではなくて、歌手を目指すようになって、バンドを組んだりして歌っていました。チャカ・カーン(米R&B歌手)とかスティーヴィー・ワンダーとかカバーしていました。

――海外のアーティストのパフォーマンスとの違いを感じたりしますか?

Risa 去年、3人でアリアナ・グランデさんのライブを観させて頂いたんですね。私にとっては初めて海外のアーティストさんのライブで、聴いた時は凄かったですね、全てが。「ウマっ!」って思いました。

Arin 単純に上手いと思っちゃうよね。発声がきつそうじゃないし、伸びるように歌っていて。

Roys

――3人でカラオケは行ったりするんですか?

Risa 3人では行かないですね。前は私1人カラオケとか行って、ディズニーとミュージカルを歌っていましたね。家で大声で歌えないので、「歌いたい」という衝動にかられた時に帰り道にフラッと行っていましたね。最近はライブでいつも歌っていたからか行かなくなりましたね。

Arin 私は中学生の頃はよく親友と行っていましたね。学校終わって、毎日のように。上京してからは皆無ですね。

Sayuri 私は大阪城のお堀の前で大熱唱していましたね。衝動にかられて…。

Risa そうだよね。衝動だよね、結局。私はマイクと伴奏が必要だけど。

Sayuri 私はオーディエンスが…たまにチップとかくれるんですよ。それでみたらし団子を買って、食べたりしていましたね。今は絶対できないですけどね。よくやってましたね(笑)。

――プライベートでも3人で過ごしますか?

Arin プライベートもないくらい、一緒にいるって感じですね。

Sayuri 何か作業する時も、3人コーラスなので2人がいないと確認できないことが多くて。結局3人集まった方が早くて、その帰りにご飯食べるのがプライベートって言ったら、そうですかね。

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