若手人気バイオリニストの石川綾子が5月16日に、東京・青山のFuture SEVENで、収音からリスニングまでの全てをハイレゾ仕様(192khz/24bit)で制作する『石川綾子ハイレゾヘッドフォンコンサート』を開催する。

 昨年11月に、第一生命ホールでのコンサートで収録された、ハイレゾライブ音源(192khz)をベースに、石川綾子が会場でバイオリンを生演奏。参加者はヘッドフォンやイヤフォンを装着しながら鑑賞する。

 ハイレゾクオリティで収音され、その場でハイレゾミックスされた超ハイレゾ音響を、ヘッドフォンで楽しむという試みは、1981年に大瀧詠一がおこなった、伝説のヘッドフォンコンサートのまさに現代版ともいえる。あたかもコンサート会場にいるような没入感を体験できるコンサートにとなる。

 より高音質を求めてハイレゾ作品への需要が高まるなか、高音質音源をヘッドフォンで楽しむリスナーも急増しているという。「コンサートの臨場感とバイオリンの生音をできるだけ、いい音で聴いて欲しい」という石川の要望が一致して、今回のコンサートの開催に繋がった。

 日本プロ音楽録音賞 優秀賞(ハイレゾ部門)受賞したニラジ・カジャンチ氏がエンジニアとして参加。TASCAMが機材協力をおこない、最高峰の音質を実現する。この日のコンサートは第1回目(開演16時、定員64人)、第2回目(開演19時半、定員64人)の二部制。料金は2000円。チケットは4月28日にPeatixで発売開始となる。

 なお、同日発売となる、石川綾子のBlu-ray/DVD『ジャンレス THE BEST コンサートツアー』の発売記念イベントも同時開催される。

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