バッチバチで汗臭いライブがしたい
——ラストに収録の「星降る夜空に…」は、アコギのしっとりとした演奏で始まって、アイリッシュのロックサウンドになる。シンプルで温かみのあるメロディで、ライブの最後にぴったりの曲ですね。頭から最後まで、3人のユニゾンで歌っているのもポイントな気がしました。
まき 歌い分けがなくて、全編ユニゾンで歌った曲は初めてです。この曲は、SCAFUL KINGのベースの4106xxxさんが作ってくださったんですけど、あゆくまが発信しているSNSを見て歌詞に取り入れたと教えてくださって、より曲に愛着が湧きましたね。
あゆみ 私は最後に録ったんですけど、2人が歌ったのを聴いて、最後で伸ばしているところもちゃんと合わせて歌いました。ライブでは私たちの歌に、さらにまたぎの声がユニゾンで重なるといいなって思っています。
——歌詞は、ライブの前の気持ちやライブの風景を歌ってるんですよね。
あゆみ 4106xxxさんはバンドセットのライブで演奏してくださっているので、あゆくまと同じ目線でステージに立っているからこその視点で書いてくださっていて。あゆくまとまたぎの関係性も分かってくれている上でできあがっている曲やから、またぎと一緒に歌っている情景が浮かぶものになりました。
くりか 歌詞の最初にある<光射す街 いつも待っていてくれる>からは、いろんな街のライブ会場のことが浮かぶし、<君がいることで>とか、全部の言葉がまたぎのことに繋がっていて。最後に<ラ〜ラ〜ラ〜>とシンガロングするところで、みんなにも歌ってほしい。ライブで早く披露したい曲です。
まき ユニゾンで歌うことで、よりこの曲がライブで生きてくる気がします。パート分けして歌うより厚みが出るし、3人の絆の強さも感じる歌になっていて、アルバムのラストにふさわしい曲になりました。
——個人的には、シングル「旅立ちの唄」のカップリング曲だった、ロックバラードの「SUGOROKU」が好きですね。ドラマチックだし、エモーショナルな感じがより伝わります。
あゆみ 「SUGOROKU」をチョイスしてもらえたのは、すごくうれしいです。
くりか みんなバラードは好きやし。
まき リリイベでは、なかなか歌わせてもらえないんです。5曲くらいしか歌える時間がないのに「SUGOROKU」を入れると、アルバムの新曲が入らなくなるからって。
——それはそうでしょうね(笑)。
まき それはそうなんですけど。でも歌いたいんです(笑)! ワンマンの時は絶対に歌うので、絶対聴きにきてください!
——ライブと言えば、5月4日にはZepp Tokyoで『尊敬という名のGIG SP supported by uP!!!』を開催しますね。アイドル、バンド関係なく過去7回やっている対バンライブのシリーズのSpecial版で、今回の対バン相手はBiSとベイビーレイズJAPANの2組ですね。
まき 大好きな2組に出ていただけて、幸せです!
——賑やかなイベントになりそうですね。
まき 暑苦しいでしょ(笑)。私は、ベビレさんとBiSさんは、アイドル業界随一のエモいアイドルだと思っていて、そこに加えて私たちですから。この対バンを見逃したら、絶対に損すると言いたい。それくらい濃い内容になります。
——2組とは、以前からお知り合いですか?
まき ベビレさんとは、ベビレさんの主催フェスに一昨年呼んでいただいていて。BiSさんは個人的に前からファンで、旧BiS時代から追いかけていて、プー・ルイさんが新BiSを始める時に開催したオーディションの様子もネットでずっと見ていたんです。ただ、好きだとはなかなか公言できなくて。
——なぜ?
まき 誰かを介して本人たちに伝わるのではなく、自分の口から「好きです」と言いたかったんですよ。だからSNSをフォローするのも我慢していて。対バンが発表されて、すぐにSNSをフォローしました!
あゆみ 当日は、バッチバチで汗臭いライブにしたいです。みんなアイドルやけどロックやし、終わった時にはみんなビショビショになっていたいです!
くりか とにかくたくさんの方に観てほしいライブなので、ぜひ遊びにきてください!
(おわり)