「透明感がすごい」胸キュン美女・加藤小夏とは、本人を直撃
INTERVIEW

「透明感がすごい」胸キュン美女・加藤小夏とは、本人を直撃


記者:木村武雄

撮影:

掲載:18年03月21日

読了時間:約5分

 いま、ある女優が話題になっている。加藤小夏(18)だ。南乃彩希とW主演を務めた、卒業をテーマにしたウェブショートムービーが公開3週間も満たないで再生数200万回を超え、19日放送の『痛快TVスカッとジャパン』(フジテレビ系)のショートドラマ「胸キュンスカッと」に出演した際にはネット上で「可愛い!」「透明感がすごい」「清楚な感じが素敵」「誰だ?」とざわついた。端正なルックスに透き通る白い肌。写真や映像に映る彼女はどこか物言いたげな表情で見る者の関心をグッと引き込む。宣材美女ともうたわれる彼女はどういう人物なのか。本人に直撃した。【取材・撮影=木村武雄】

ダンスをやめ、芸能界に

加藤小夏

 事務所の会議室に彼女はいた。すらりとしたスタイルに、ショートカット。透き通る白い肌に、柔らかみのある笑顔が特長的だった。おっとりとした口調で「おはようございます」と頭を下げる。特に気負いすることなく自然体。どこかおっとりとした独特の空気感があり、時間がゆっくりと流れているようだった。

記者「話題になっていますね」

加藤「いや~本当にありがたいです」

記者「宣材美女ともいわれています」

加藤「ありがたいですけれども…。これはマネージャーさんに選んでいただいた写真なので」

記者「セリフがない場面でも言葉を発しているような、物言いたげな表情が印象的です」

加藤「ありがたいです。最近はセリフが無いところでも伝わるように意識しています」

 謙遜しながら記者の質問にそう答えた。

話題になっている宣材写真

 東京都出身の18歳。この春、高校を卒業する。幼少期からダンススクールに通い、中学生までジャズヒップホップというジャンルのダンスを続けていた。ダンスの道を進もうと受けた事務所のオーディションの帰り道に、サンミュージックにスカウトされ、所属を決めた。

 「今振り返るとダンスは趣味で終わらせて良かったかなと思います。その時の私は、芸能界という世界がキラキラと輝いて見えて」

 デビュー後、NTT西日本(2015年)やポカリスエット(2016年、17年)など多くのテレビCMに起用され、ミュージシャンのMVにも出演した。当時からその容姿が注目されていたが、最近は「宣材美女」というワードで話題に。更に今年2月、南乃彩希とダブル主演を務めたウェブショートムービー『春』(ホットペッパービューティー)が公開後3週間を満たないで再生数200万回を突破した。

加藤小夏

 そうしたなかで出演した、19日放送の『痛快TVスカッとジャパン』のショートドラマ「胸キュンスカッと」。ここでは、密かに想いを寄せる人との距離が縮まないまま迎えた高校生活の最終日に起きた胸キュンストーリーとして、ヒロインを務めた。地上波テレビ初登場となった彼女。その姿が映し出されると「可愛い」だけでなく「透明感がすごい」「清楚な感じが素敵」という声が多く挙がり話題になった。しかし、彼女は実感がないという。「出演が決まった時に周りから『出るだね!』というメッセージを沢山もらいましたが、私自身は実感がないんです。ただただ、ありがたいかぎりで…」。

 そんな彼女は昨年暮れに転機を迎えた。「芸能活動を始めた当初はただ漠然として、目の前にある仕事を一生懸命にやる、という感じでしたが、初めての連続ドラマの撮影が去年の11月・12月にありまして、そこで先輩の俳優さんと並んだ時に自分の演技が恥ずかしいと思えて。それがきっかけでもっと頑張らないといけないと思って、決意を込めて女優になりたいと思いました」。

 それ以来、意識が変わったという。これまでなんとなく聴いていた音楽も「この曲だったらどんなミュージックビデオになるんだろうとか、どんな風景だろう、私が監督だったらどういう映像を撮影するだろうと考えるようになりました」と視点が変わり、街中を歩いていても自然と人の表情に目がいくようになった。

尊敬する三浦大知、中谷美紀、綾瀬はるか

 趣味はカメラ。そして、音楽。三浦大知や小田和正、Def Tech、JUJU、安室奈美恵、阿部真央、KOH、AK-69など幅広く聴く。音楽は彼女の支えでもあり、移動中も良く聴いている。そして、歌詞に惹かれるという。そのなかでも三浦大知を尊敬している。「歌詞が好きで…。それと踊りながら歌うのは絶対に出来ない」。ダンス経験がある彼女だからこそ、三浦のパフォーマンス力の凄さは十二分に分かるようだ。

加藤小夏

 演技という面では、中谷美紀と綾瀬はるかを尊敬している。ドラマ『仁』と『わたしを離さないで』の大ファンだが、女優の道に進むと決断した後に改めて同ドラマを見て2人の演技力に息を飲んだ。「中谷さんは『仁』の時に現代人と花魁という一人二役されていて、綾瀬さんは『仁』と『わたしを離さないで』で全く別のキャラクターを演じられ、お二人とも役の幅が凄くて、私もそうした演技ができるようになりたいです」。

 今回のインタビュー時間は約1時間。そのなかで感じたのはピュアさだ。飾らず、素のまま。おっとりとした口調だが、芯はしっかりしている印象だった。インタビュー自体はまだ慣れていないという彼女だが、記者が逆に独特の空気感に飲み込まれているような感覚だった。撮影現場では「楽しみたいので、積極的に話しかけます」という彼女。「あまり悩まないタイプ?」という質問には「悩みますけど、辛いことがあったら寝ますね。考えても無駄だと思って寝ます(笑)。次の日に“なんか大丈夫な気がする”という感じになれるので」。少々、天真爛漫な気質も感じられるが「そうなんです。よく言われるので」と自覚している。

 そんな彼女はこんなことも語っていた。

記者「今後どのようになりたい?」

加藤「これからいろんな経験をしていくなかで変わっていくと思うんです。でも、気持ちは今の私のままで変わりたくないです。このままでいたいです」。

 もちろん、演技力は高めていきたい、女優として活躍していきたいという将来像はあるはずだ。しかし、例え人気になったとしても「このままでいたい」という。ピュアで謙遜。その言葉が似合う女優だ。

 放送後、フォロワーが増えているツイッター

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