仲里依紗、初MC務めた「The Covers」を卒業 リリーと番組を回想
番組MCのリリー・フランキーと『The Covers』卒業する仲里依紗
女優の仲里依紗が8日、初MCを務めたNHK・BSプレミアムの音楽番組『The Covers(ザ・カバーズ)』(毎月最終金曜日22時~23時)を今年度最後となる30日の放送を以て卒業することが明らかとなった。最後の出演となる今回の放送では、仲が番組MCとして2年間をともにしたリリー・フランキーと、その思い出や印象深かったシーンを振り返る。なお、番組は同枠で来年度も継続し、新女性MCについては後日発表予定。
『The Covers』は2014年3月から、ジャンルや世代を超えたアーティストが、昭和の名曲をアレンジした上でカバーし、また、音楽や時代をテーマにトークを繰り広げる大人のための音楽番組としてスタート。MCをリリー・フランキーと女優の夏菜が務めた。2016年3月の放送を以て、夏菜が卒業。2016年4月2日の放送から仲が自身初のMCとして同番組のMCを務めた。
唯一無二の存在感を放ち、いま飛躍的な活躍を続ける実力派女優・仲里依紗にとって、初挑戦のMC業はどう彼女の活動に影響したのか。仲の最終出演となる今回の放送では、この2年間を通しての思い出を、リリー・フランキーとともに振り返る。2年間にわた、女優としては見せこのない魅力的な素顔や、気取りの無いトークで、番組を支えてきた仲。彼女が『The Covers』での印象的シーンなどを語る。
また、3月のゲストは竹原ピストル。吉田拓郎、ビートたけしの名曲を弾き語りでカバーする。
昨年の『紅白歌合戦』にも出演し、熱いパフォーマンスと心に響く声で話題の彼が弾き語りでカバー曲を披露する。曲目は、竹原がフォークに出会ったキッカケでもあるという吉田拓郎「落陽」。
そして、多くのアーティストに愛され歌い継がる名曲、ビートたけしの「浅草キッド」。芸人・ビートたけしの下積み時代がつづられたこの曲。トークでは、竹原自身の歌への目覚めや、青春時代についても語られる。
硬派なイメージの竹原の素顔が見られる爆笑トーク、それぞれ俳優としても活躍するリリーと竹原、そして仲による初めてのトークも盛りだくさんで届ける。自らが手掛けた歌詞を添えて唄う賛美歌「Amazing Grace」も披露する。
LEGENDゲストは、伝説的バンドREBECCAのボーカリストであり、日本女性ロックに大きな影響を与えたNOKKO。安室奈美恵、柴咲コウ、JUJUなど多くのアーティストがカバーする名曲「人魚」のセルフカバー、そして大好きだという松任谷由実の名曲「卒業写真」を届ける。
REBECCAの貴重な過去の映像を見ながら、ファッション、ボーカルスタイル、作詞など、それまでには無かった個性的なスタイルを生み出したNOKKOが、当時の、名曲たちの制作秘話も語る。【松尾模糊】