挑戦して壊しながら進化していきたい
――最後の曲「愛と夢と風と君」は、若い人に対するメッセージが込められていますね。
曲から学校とか丘とか風とかを感じたので。最近、「夢は何?」と聞かれても、ぱっと思い浮かばない子が増えていると聞いて。無理やり出さなくてもいいことだと思うけど、もし好きな彼女がいて「その彼女とずっといること」という夢でも素敵なことなんじゃないかな。「こういう大人になりたい」とか、「夢を与えたい」「今みたいに楽しみたい」「この子と付き合いたい」とか、なんでもいいと思うんです。職業を言わないと夢がない、という大人はさみしいなと思って。学生のころに夢について聞くと、だいたい職業を書きますよね。でも、なぜみんな職業ばっかり言うんだろう、という疑問から詞ができ上がりました。
――遊助さんが小さいときに抱いていた夢は?
…といいながら俺も「プロ野球選手」と書いていたんですけど(笑)。でも、その職業がみつからないと「夢がない」と断言されてダメなことみたいにされちゃうから、「夢が愛でもいいじゃん」と。「夢を見つけることが夢」でもいいし。「ずっと優しくいたい」でもいいし、「ずっと人のために何かをする人間でいたい」でもいいんですけど。
卒業文集とか、この枠に入る職業を書かないといけない、みたいなことが暗黙の了解でありましたよね。だけど、1つの明確な目標が見えているということは、素敵なんじゃないかなと。「〇〇ランキング」とかでサッカー選手とか、YouTuberとかが憧れの職業の上位にあると紹介されていて、それも1つのデータにはなると思うんですよ。でも、同時に「どういう人になりたい」とか書くことも、同じくらいあればいいのに、と考えています。
――今回のシングルでフォークという武器が加わって、どういう一枚になったと思われますか。
改めて、匂いとか、焼き鳥の香りとか、お母さんの声とか、怒られている子どもの表情とか、演説しているマイクの感じとか、聴こえなくても聴こえてくるような、匂わなくても匂ってくるような、耳だけじゃない、何かをピクピクとさせてくれるような曲になったんじゃないかな、と感じます。
――今年、遊助さんのソロ活動は10年目を迎えますが改めていかがでしょうか。
ソロとして10年目を迎えられるということは1つの節目でもあるし、大事な通過点でもあるので。またいろいろなことに挑戦して壊しながら進化し、さまざまなことを吸収していけるようなスペシャルな1年にしたいと思います。
(おわり)
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