藤田ニコル

 モデルで歌手の藤田ニコル(19)がプロデュースによるファッションブランド「NiCORON」がオープンし、その記者発表イベントが18日、東京・渋谷のSHIBUYA109でおこなわれた。

 「NiCORON」は「お金はかけられないけど、オシャレは絶対楽しみたい!」という若い世代の女性を対象に、同世代である藤田ニコルがプロデュースするファッションブランド。肩肘を張らずに等身大で毎日着られる、カジュアルなアイテムをコンセプトに商品を取り揃え、2018年春夏コレクションより展開をスタートする。1号店はSHIBUYA109にオープンが決定、同日よりECサイトでの販売も予定されている。

藤田ニコル

 デビューとなる今期は、POPな袖の配色が特徴的なGジャンや、ロックプリントがポイントのビッグサイズTシャツ、カットソー生地でさらっと着られるワンピースなど約120型が登場、価格もリーズナブルなプライス設定となっている。この日は藤田もNiCORONのデザインで登場「一番好きな色が黄色で、シリンダ広告のコーデとおなじコーデにしていまして、車柄のスカートが派手。春はやっぱり派手にいってほしいなと思うので、このスカートがポイントになっています」とデザインをアピールする。

 中学二年で初めてSHIBUYA109に訪れ、高校生になってからはファッションブランドを立ち上げることが夢だったと語る藤田。今回のブランド立ち上げに向けて約1年半前より動き出していたことを語りつつ、昨日は嬉しさに興奮して眠れなかったことを明かしながら「やっとこの日が来たなという感じがしていて、夢にまで見た日というか楽しみでしかない、ワクワクが大きい。109で一番かわいいお店になりました」と期待に胸を膨らませる。

 今回はSHIBUYA109のシリンダ広告にも大々的に登場。藤田はこの広告に登場することも夢だったことを語り、現在貼られているシリンダ広告に大満足で「貼り替えられたくない。ずっと渋谷の顔でいたい」とコメントしながら、「今まで芸能に入ってからのいろんなことを思い出しました、“ここまで来たんだ!”って。なかなか他の人には出来ない経験だし、毎日感謝しながら生きていかないとなと思いました」と現在の心境を語る。

藤田ニコル

 また、20日に迎える20歳の誕生日を目前に「(ブランドとともに)一緒に成長していきたい。大きくなっていきたいし、もっといろんな人に知ってもらいたい」とコメント。これまでは“10代のカリスマ”といわれ、20代でどういわれたいかとたずねられ「“20代のヤバい奴”?(笑)。でも20代に憧れたけど、20台に憧れられるのは難しいと思う。でも自分の同世代、20代以上のファンの人が増えたら良いなと思います」と語る。

 また20歳の目標として「今年の末までテレビで生き残りたいのと、ブランドを大きくしたいという2つは絶対。あと、いい大人になりたい。責任感のあるかっこいい大人に」とコメント、さらにブランドについて「2年以内に、女の子たちに“どのブランドが好き”と聞いたら、“NiCORNが好きと言ってくれる女の子が、いっぱい出てくるようになりたい」とその抱負を明かす。

 さらに仲良しの梅沢富美男には「ブランドの件は言ってないですね」と明かしながら「でも贈ります、個人的に。いつもスーツなので、たまにはカジュアルな服装をしなさいって。男の人が着られるアイテムもあるので」と語り、会場を沸かせる。

 一方、現在韓国・平昌で行われている冬季オリンピックについてたずねられると、昨日金メダルを獲得したフィギュアスケートの羽生結に対して「ニュースで見ました。すごいですよね。だってそれこそ20代じゃないですか。それでメダルを取るって、たくさん努力したんだろうと思うし」と強い関心を示している様子を見せていた。

 またこの日は、報道陣や関係者と名刺交換セレモニーを実施、関係各所に笑顔でブランドをアピールしていた。【取材・撮影=桂 伸也】

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