アルバムを漢字で表すと「初」です!(RIMA)
――3年分の楽曲を収録したアルバムですが、この3年で変わったところは?
KAREN やはり声ですね。ディスク1には、1stシングルの「BUMP!!」からシングル表題曲をリリース順に収録しているので、メインボーカルであるYUKINOとKIRIの声の成長を感じてもらえると思います。
YUKINO 聴き比べると、歌い方が違うし声が若くて。でも収録したときは精一杯で、そのときの良さがあると思いますけど、今レコーディングするとしたら、きっと違った感じになると思います。
KIRI 1年前の曲でさえ声が違うと自分では感じるので、3年前の曲はなおさらですね。でも声変わりじゃないけど、体が成長すれば声も少しは変わりますから、それは自然な変化なのだろうと思います。それにしても私は、年々声が低くなっていますけど(笑)。
――思い出に残っている曲はありますか?
KAREN グループとしてポイントになったのは、小松未歩さんのカバー曲「謎」です。この曲で初めてアニメ『名探偵コナン』のオープニングテーマを担当させていただいて、それをきっかけにリリースイベントに小さいお子さんやそのお父さんやお母さん、幅広い世代の方に見ていただけるようになりました。
HINA 私は「想い出の九十九里浜」です。この曲をきっかけに、千葉ロッテマリーンズの始球式で、メンバーを代表して私が投げさせていただきました。本番はワンバンで悔しかったけど、みんなでマリーンズのユニフォームを着てグラウンドに立ったことは、本当に貴重な経験でした。
YUKINO 1stシングルの「BUMP!!」は、レコーディングもMV撮影もすべてが初めてで、大変だったけど楽しかったです。すべての始まりになったという意味でも、印象に残っています。いちばん数多く歌っている曲だし、今は6人だからこそ魅せられるものに変化していて、ともに成長してきたと言える曲ですね。
MISAKI 「サヨナラは始まりの言葉」は、ちょうど卒業シーズンにリリースした曲で、その当時は私とYUKINOが高校を、KIRIとKARENが中学を卒業する時期だったので、この曲を聴くと当時のことや高校生活のことを思い出します。それにワンマンライブとか節目のライブのときだけに歌う曲なので、La PomPonにとっての特別な意味を持つ曲です。
KIRI 私は、大黒摩季さんに書き下ろしていただいた「ヤダ!嫌だ!ヤダ! ~Sweet Teens ver.~」です。大黒さんが作詞をされる前に、私たちにアンケートを採ってその答えを参考に書いてくださって。自分がアンケートに書いたことが歌詞に反映されているので共感できるところが多いし、メロディも振り付けも好きな曲です。大黒さんに書いていただいたうれしさと同時に、それをいかに格好良く魅せるかという部分で、歌うときは毎回身が引き締まります。
RIMA 私は、アルバムには未収録ですけど「ろっぽんぎ体操 ~愛コトバはジャンパラポン!~」が印象的です。それまでのLa PomPonになかったユーモアあふれる楽曲で、私たちの強みになるという実感がありました。振り付けも楽しくて、ライブではお客さんも一緒に踊ってくれています。この曲をきっかけに、より親しみを持ってもらえるようになったと思います。
――“ろっぽんぎ”と言えば、ディスク2には、「ろっぽんぎのうた♪」や「step by step 〜ろっぽんぎで頑張るワタシタチ〜」を収録しています。これは事務所とレッスン場が六本木にあり、ホームであることから生まれた曲なんですよね。
KAREN “ろっぽんぎシリーズ”の曲には、私たちが実際に歩いてきた六本木の坂の名前や、馴染みのあるものが出てくるので、いろいろな思い出がよみがえってグッときます。メンバーの名前が出てくるところもありますし、リアルな私たちが描かれていますね。特に「step by step〜」は、YUKINOが作詞をしているので思い入れも深いです。
――ではこのアルバムを漢字一文字で表すと? RIMAさんお願いします。
RIMA え〜私には無理ですよ〜! アルバムは初めて出すから…。
YUKINO じゃあ「初」?
KIRI 初心に還るというのもあるし、初々しいさを残しつつ成長したいし。
RIMA それです(笑)!