キュートさとコミカルさ採り入れた、La PomPon  自身らしさ表現
INTERVIEW

キュートさとコミカルさ採り入れた、La PomPon  自身らしさ表現


記者:榑林史章

撮影:

掲載:17年08月30日

読了時間:約10分

「キュートさとコミカルさを採り入れた、La PomPonらしいカバーになった」と話すLa PomPon

 6人組ガールズダンス&ボーカル・グループのLa PomPonが、30日に6枚目のシングル「Feel fine!/ Mr.Lonely Boy」をリリース。2012年に結成し、2014年に倉木麻衣のライブでオープニングアクトを務めるなどして2015年1月に、シングル「BUMP!!」でCDデビューした。今作では倉木が歌った2002年のヒット曲「Feel fine!」をカバー。新たなアレンジと振り付けが施され、「キュートさとコミカルさを採り入れた、La PomPonらしいカバーになった」と話す。また初回限定盤には、メンバーのKIRIが作詞を務めた「Sunset Dream」を収録。メンバーを思い浮かべながら、夕暮れ時の浜辺をイメージしたという。各曲の聴きどころやレコーディングの様子について聞いた。

倉木麻衣をカバー

「Feel fine!/ Mr.Lonely Boy」初回限定盤

――今回はどんなシングルに?

KAREN 「Feel fine!」は、レコード会社の大先輩である倉木麻衣さんの楽曲のカバーです。「Mr.Lonely Boy」は、今までのLa PomPonにはなかった、ちょっぴり大人でセクシーな楽曲です。昨年の夏にリリースした「想い出の九十九里浜/恋のB・G・M 〜イマハ、カタオモイ〜」に引き続き、夏をイメージしたシングルになっています。

HINA デビュー前に何度か倉木さんのステージで、「Love,Day After Tomorrow」や「TRY AGAIN」などの曲で、バックダンサーを務めさせていただいたことがありました。今年4月の東京国際フォーラムでの公演でも、共演させていただいています。

MISAKI 今回の「Feel fine!」も、デビュー前に倉木さんのツアーに同行して、バックダンサーとして踊らせていただいています。

――思い入れのある曲ということで、それをLa PomPon流に、どんな風に仕上げようと?

YUKINO 今回は、私たちらしさ、キュートさとコミカルさを振り付けに入れさせていただいています。曲のアレンジもRIMAのソロから始まるところが原曲とは違っていて、そこは、とてもかわいらしく仕上がっていると思います。

――爽やかなハーモニーとともに歌うソロは、いかがでしたか?

RIMA このアレンジを最初に聴いた時は、「こうなるんだ〜」と、とても新鮮でした。でもソロを歌う時は、毎回緊張します。

――みなさんは、歌ってみてどうでしたか?

KAREN 原曲よりテンポも速くなっていて、AメロBメロはけっこう激しくなっていると思います。ノリノリでレコーディングしました。

HINA 楽しい気持ちを忘れずに、海でみんなと一緒に遊んでいる様子をイメージして歌ったので、すごく楽しかったです。

MISAKI 歌っていると、すごく楽しくて笑顔になる曲です。倉木さんのバックダンサーの時のことを思い出しつつ、今自分たちで歌っていることが、とても不思議な感覚です。でもすごく嬉しくて、光栄なことだなと思いました。

――「Feel fine!」ですから、まさしくそういう気持ちのレコーディングだったわけですね。

KIRI そうですね。私としては、サビの最後の<もっとずっとこのままで風感じていたい>という歌詞は、「みんなでまだこの場所にいたい」という気持ちが詰まっていると思って、心にグッと響きました。

YUKINO ちょっと雰囲気が変わるDメロは、私が歌っているのですが、ここはきれいに歌えるように意識しています。ライブでも大事に歌っていて、ファンの方からも「すごく良いね」と言っていただけているので、嬉しいです。

――MVや振り付けは、どんな感じですか?

RIMA メンバーでワチャワチャするシーンもあって、楽しいMVになっています。

KIRI メンバーみんなで車を洗うシーンや、デッキブラシでゴシゴシやっているシーンなどもあって。撮影を忘れて楽しんでしまって、その時の表情がたくさん使われているので、素のLa PomPonを見てもらえると思います。

HINA 振り付けは、倉木さんのバックダンサーの方にしていただきました。倉木さんと私たちでは振り付けも違っているのですが、倉木さんの振り付けを引き継がせていただいているところもあるので、同じ部分と違う部分の両面で楽しんでいただけると思います。

MISAKI ピースをするところや、手であおぐ仕草など、そこはみなさんも一緒にマネしてやってもらえたら嬉しいです。

La PomPonが青春

La PomPon

――「Mr.Lonely Boy」はEDMのサウンドで、歌詞は大人っぽいセクシーな雰囲気ですね。

KIRI 私とKARENは高校2年生ですが、デビューから3年経って、少しずつ大人になって来ている今だからこそ、歌える歌詞なのかなと思っています。

MISAKI 私は最年長の20歳だし、この曲の雰囲気はとても好きですね。La PomPonの曲の中でも、格好良い一面を持っている曲です。私は普段からカッコイイ系の曲を聞くことが多いので、こういう曲を歌わせていただけるのは嬉しかったです。

KAREN 疾走感があって攻めた感じの曲です。ダンスサウンドだけど、間奏では思い切りギターが入って来るのがカッコイイですね。

――初回限定盤に収録のカップリング曲「Sunset Dream」は、KIRIさんの作詞で、ゆったりとしたテンポの日常感のある曲ですね。

KIRI FMヨコハマでレギュラー出演させていただいている『BREAK IT DOWN』という番組とのコラボ曲の第2弾で、私が作詞をしたのもこれで2度目になります。

 前回私が作詞した「come on NOW」という曲は、メンバーの顔を思い浮かべながら一緒に夢に向かう気持ちを書きました。今回もデモを聴いた時に、メンバーみんなと歌ったり、踊ったりしているイメージが浮かんで、季節的に夏の終わりのリリースでもあるので、夕暮れ時の浜辺をテーマに書いていきました。

KAREN 同じ想いを抱いて活動しているメンバーの作詞だし、歌詞を読むと、自分たちのことを思って書いてくれていることが伝わって、すごく気持ちが入って歌いやすかったです。

――メンバーで作詞経験者はYUKINOさん、KIRIさんですが、今後は他のメンバーも?

MISAKI 私なら、頑張るぞという、前向きな歌詞を書きたいですね。

RIMA 私は、青春っぽい感じが良いですね。今の私たちが、まさにそういう年代なので、等身大の自分たちをありのまま歌うみたいな。

KAREN La PomPonが、私たちの青春ですから!

HINA 青春を捧げています!

――「Sunset Dream」の最後には、みんなで騒いでいる青春っぽい声が入っていますね。

KAREN そこは、レコーディングブースに6人で入って、アドリブで録りました。

RIMA オーバーリアクションが面白いだろうということでやったのですが、KARENが帰国子女並みの英語で目立っていて(笑)。

HINA そのワイワイするシーンだけで、5〜6回録りました。

KIRI それこそ夕暮れ時の浜辺で、みんなでワイワイ話しているみたいな、私がイメージした感じになっています。

8歳のファンからプロポーズ

La PomPon

――そして通常盤のカップリング曲「ふれんず」は、中京テレビのアニメ『タマ&フレンズ 〜うちのタマ知りませんか?』の主題歌ですね。

KAREN この曲は、以前からライブで歌っていた曲なので、ファンのみなさんにはお馴染みの曲です。配信はしていましたが、CD化は今回が初めてなので、また新鮮に聞いていただけると思います。

RIMA もともとは少し違う歌詞でしたが、『タマ&フレンズ』のイメージに合わせて歌詞を少し変えています。<たまにはみんなで>という歌詞の<たま>は、もちろん『タマ&フレンズ』と掛かっています。

――アップテンポで楽しい、子どもも喜びそうな曲ですね。

KAREN はい。リリースイベントでは、楽しい手の振り付けもあるので、小さいお子さんも一緒に楽しんでもらえます。ショッピングモールでやると、「この曲知ってる!」と小さい子が駆け寄って来てくれて、本当に嬉しいですね。

 以前のシングルのカップリング曲「ろっぽんぎ体操 〜愛コトバはジャンパラポン!」や「ロッポンギ音頭」もお子さんに好評です。そういう小さい子のご両親が、私たちがカバーさせていただいている倉木さんやZARDさんの世代だったりするので、親子でファンになってくださる方がとても多いです。

 ちなみに先日、8歳くらいのファンの男の子からプロポーズされました! 「KARENちゃん結婚しようよ」って。「大人になるまで待っているね」と返事しましたけど、その子が20歳の時は、私はアラサーですけどね(笑)。

――デビュー3年目のLa PomPonですが、今はどんなことを目標に頑張っていますか?

YUKINO 7月に初のワンマンライブ『La PomPon 1stワンマンライブ~Power of LPP ~』をTSUTAYA O-WESTで開催して、嬉しいことにソールドアウトで大成功に終えさせていただきました。

 今度は、自分たちのホームタウンである六本木(事務所が六本木にあることから)にある、EX THEATER ROPPONGIのステージにワンマンで立てるように頑張りたいです。

HINA 以前、EX THEATERの2Fのカフェスペースで定期公演をやっていて、その時も「早くメインステージでやってみたいな」と思っていました。そこに、少しは近づけたかなと。

KIRI 今年の夏も『TOKYO IDOL FESTIVAL2017』や『SUMMER SONIC 2017』など、たくさんのイベントに出させていただきました。

RIMA 多くのフェスに出させていただいて、より多くの方に名前を知っていただけたのではないかと思っています。

KAREN その人たちにファンになっていただけるように、これからもしっかりと活動していきたいと思います。

MISAKI もっともっと多くのみなさんに知ってもらって、見てもらえる回数を増やして、歌とダンスの両方をより磨いていきたいですね。

【取材=榑林史章】

◆La PomPonとは YUKINO、KIRI、RIMA、KAREN、MISAKI、HINAによる平均年齢17.8歳のガールズダンス&ボーカル・グループ。2015年1月にシングル「BUMP!!」でデビューし、現在までに6枚のシングルなどをリリース。小松未歩の「謎」やZARDの「運命のルーレット廻して」などのカバーが、読売テレビ・日本テレビ系アニメ『名探偵コナン』のテーマソングとしてヒット。メンバーのYUKINOは女優としても活動し、映画『傷だらけの悪魔』などに出演。

作品情報

La PomPon
Double A Side 6thシングル
「Feel fine!/ Mr.Lonely Boy」
8月30日発売

▽1000枚限定 完全限定盤(CD+PHOTO BOOK+東名阪スペシャルライブチケット)3000円(税抜)JBCZ-6059

01.Mr.Lonely Boy
02.Feel fine!

▽初回限定盤(CD+DVD)2130円(税抜)JBCZ-4034

01.Feel fine!
02.Mr.Lonely Boy
03.Sunset Dream
04.BUMP!! –Summer Remix-

「Feel fine!」MUSIC VIDEO
Making of 「Feel fine!」

▽通常盤(CD)1111円(税抜)JBCZ-4035

01.Feel fine!
02.Mr.Lonely Boy
03.ふれんず

公演情報

▽リリース記念イベント
8月31日 東京・タワーレコード渋谷店 4Fイベントスペース
9月1日 東京・HMV&BOOKS TOKYO(渋谷モディ) 7Fイベントスペース
9月2日 東京・お台場ヴィーナスフォート パレットプラザ1F

▽「Fヨコ大感謝祭!横浜グルメンタ2017 supported by 住宅情報館」
9月8日 神奈川・横浜赤レンガ倉庫 イベント広場

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