澤穂希氏と倉木麻衣

 倉木麻衣と元サッカー選手の澤穂希氏が21日、東京・有明の都立シンボルプロムナード公園でおこなわれた、東京五輪500日前イベント『Tokyo Vision ~500 Days to Go! Night~』オープニングセレモニーに出席。倉木は応援ソングとして「Stand Up」「ベスト オブ ヒーロー」を歌った。

 東京五輪・パラ五輪の開催都市である東京の観光PRを国内外に発信するとともに、大会500日前を契機とした東京五輪・パラ五輪の機運醸成を目的に、東京都と東京ビッグサイト、パナソニックが主催。24日までの間、東京ビッグサイトとパナソニックセンター東京で、応援をテーマに制作されたプロジェクトマッピングが上映される。

 そのオープニングセレモニーは、大学合同アカペラサークル「50Fes」の学生による「明日があるさ」で幕を開けた。ボイスパーカッション、アカペラ、そして合唱で歌い上げていく。同曲は1964年に大ヒットした、坂本九さんの歌。<明日があるさ>という歌を全員が歌うことで五輪を一緒に作っていこう、盛り上げていこうという思いで選曲したという。

 その後、澤氏と倉木麻衣が順に登壇。澤氏はサッカー女子日本代表選手の一員として初めて五輪に出場した当時を振り返り「当時は高校生だったので五輪に出た嬉しさと世界との壁を痛感した」。ロンドン大会ではサッカー女子日本代表の史上初の銀メダル獲得に貢献した。「オリンピックのメダルは目標でもある。日本女子サッカーにとっても初のメダルだったので嬉しかった」と振り返り、「五輪でメダルを獲るのは簡単なことではないが自国開催なのでぜひ獲ってほしい」と選手へエール、更に「声援は励みにもなるし、応援してくれる声を聞きもうひと踏ん張りやるぞとなるので、選手を声を出して応援してほしい」と呼びかけた。

 一方の倉木は「2020年、私もワクワクしています。選手の皆さんがトレーニングに励んで、努力され、メダルを獲得しようと頑張られている。皆さんの夢がカタチになったら」と選手へエールを送るとともに、「世界の方たちに、日本で開催して良かったなと思われるようになれたら」と述べ、更に音楽を通して応援できることは「嬉しい」と語った。

 その倉木は「短い時間ですが、精一杯心を込めて、選手の皆さん、そして(会場にいる)皆さんにエールを送る気持ちで歌を届けたい」と応応援ソングとして自身の代表曲「Stand Up」と「ベスト オブ ヒーロー」を、ダンサー6人従えて力強く歌った。

 その後、東京五輪・パラ五輪への「応援」をテーマとして制作されたプロジェクションマッピングの“点灯式”として実際に上映された。東京のシンボルや選手の躍動などを織り交ぜた映像に期待が膨むようだった。

 上映を終え、澤氏は「選手に戻ったような気分になりました。これから戦うぞ! という気分に」と闘志を掻き立てられたと語れば、倉木も「感動しました。もう一度見たいと思いましたし、たくさんの方に見て頂きたい。どんどん気持ちが前に前に上がってくるような情熱的なプロジェクトマッピングで、ますます五輪が楽しみになりました」と語った。

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