歌手の工藤静香が10日、都内でおこなわれた、トリビュートアルバム『Shizuka Kudo Tribute』のリリースを記念した座談会トークイベントにサプライズ出演。突然の登場に、登壇者の関智一、鈴村健一、谷山紀章、下野紘が驚き、思わずステージを降りてしまう場面があった。

 『Shizuka Kudo Tribute』は、2017年12月に工藤静香のソロデビュー30周年を記念した特別企画として、男性声優7人の参加により歌われた工藤の代表曲を収録したトリビュートミニアルバム。

 ミニアルバムには、工藤静香が初めてアニメソングのタイアップ曲としてリリースした「Blue Velvet」(フジテレビ系アニメ『ドラゴンボールGT』の第3期エンディング・テーマソング)を梶裕貴が担当したほか、工藤の歌唱した楽曲として長く親しまれている「抱いてくれたらいいのに」を森久保祥太郎、「MUGO・ん…色っぽい」を下野紘、「嵐の素顔」を鈴村健一、「黄砂に吹かれて」を梅原裕一郎、「めちゃくちゃに泣いてしまいたい」を谷山紀章、「激情」を関智一といった布陣による歌唱で収められている。

 この日はこのメンバーの中から関、鈴村、谷山、下野ら4人の声優が登場、このトリビュートアルバムについてのトークを展開する中、青春時代を工藤静香とともに迎えた世代同士の思い出等を振り返る。さらに途中にはLIVE DVDのミニ鑑賞会や、工藤に関するクイズにて大喜利を行う「工藤静香さんクイズ大喜利」などといった催しもおこなわれ、大いに盛り上がる。

 工藤より年齢が二つ下で、この日の登壇者の中では一番年上の関は「感覚的に隣のちょっとかわいいお姉さんという感じで、大好きだった。あの時代のアイドルの、四天王の一人ですからね」と、工藤に注目していた当時を振り返る。逆に年齢的には下になる下野も「お姉ちゃんが『夕焼けニャンニャン』を見ていたのを、フラッと見ていたので、ギリ(ギリ知っていた)だけど、僕より下の妹や後輩とかがカラオケなんかで歌っているのをよく見ていましたね」と、気になる存在であったことを明かす。

工藤静香を囲む関智一、鈴村健一、谷山紀章、下野紘

 そして途中、アルバム中で唯一オリジナルキーにて歌っているという谷山の「めちゃくちゃに泣いてしまいたい」の歌唱に及ぶと、2コーラス目で工藤が登場、サプライズを事前に聞かされておらず驚いた登壇者は、若干パニック気味にそろってステージを下り、目の前で工藤の歌唱を眺める。

 工藤は今回のイベントをステージの袖で楽しんでいたことを明かしながら「歌もおうちで掛けて、思わず萌えています」とコメント、今回の企画に関して「声優さんの歌って完成が違うんですね。笑い声がいちいちカッコよくて、皆さん(ファン)の萌えの具合がよくわかります」と賛辞を送る。

 また、昨年はソロ活動30年を迎えた工藤は、今年一年の抱負として、自身が作詞家・愛絵理(ペンネーム)としても活躍しており、これまで作った詞が108曲を超えたことを受け「ファンの方から“そろそろ全部まとめたものを”という声もいただいているため、そういうこともやりたいですね」と現在の願望を述べた。

 自身の歌唱の途中に工藤が登場したことに対し谷山は「同級生に自慢できることができました。思い出に残る一日になったなと」と感激をコメント。姉が工藤の大ファンだったという鈴村も「とりあえずこの状態を姉に報告しようと思います」などとコメントし笑いを誘いながらも、今回のプロジェクトに参加できた喜びを、改めて噛み締めていた。

 今回のイベントは工藤静香の2018年初露出となり、また今回のプロジェクトを通して参加声優達と工藤静香本人が会うのも初のタイミングとなった。【取材=桂 伸也】

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