試練乗り越えデビュー、ラストアイドル それぞれの夢と葛藤
INTERVIEW

試練乗り越えデビュー、ラストアイドル それぞれの夢と葛藤


記者:木村武雄

撮影:

掲載:18年01月10日

読了時間:約16分

今後の夢

 初期から戦い続けてきたものもいれば、番組の終盤になって入ってきたものもいる。オーディションに受けてきた動機もいろいろある。しかし、そうした環境のなかで、暫定メンバーになり、ファンの前でパフォーマンスする機会も得ていく中で少しずつ、アイドルとしての自覚が芽生えているようにも見える。歌詞のメンバーの歩んできた道によって解釈は様々だ。ただ、この曲はラストアイドルにとっては永遠に語り継がれるアンセムであることは間違いない。彼女たちに改めて今後の目標を聞いた。

阿部菜々実 ラストアイドルは過酷なオーディションを得ていったこれまでとは少し違う、普通のアイドルではないので、ラストアイドルをもっと成長させていきたいし、個人でももっと成長をしていきたいと思います。

吉崎綾 番組を通じて私たち一人ひとりがどういう人なのか知ってくれている方も多いと思います。みんなのおかげでスタートラインに立てているので、これからしっかり頑張りたい。マルチに活動できるアイドルになりたい。

大石夏摘 自分が成長しないといけないと思うし、みんなの足を引っ張らないように頑張っていきたい。

安田愛里 これまでがいろいろあり過ぎて、なんか終わったんじゃないかと思ってしまっているんですけど、むしろ今がスタートラインで、これから世に出ていく感じなので、いろいろあったんですけど、この7人で、いろいろあったからこそ仲も深まったと思うので、身も心もきれいなアイドルとしてデビューしたいです。

長月翠 ラストアイドルはみんなの個性が出てきて、良いグループになってきているし、セカンドを引っ張っていけるようなグループになりたいです。

鈴木遥夏 グループとしても成長していきたいけど、まずは自分のレベルを上げて、毎回見るたびに成長しているねと言われるような存在になりたい。

古賀哉子 夢を見続けるようなアイドルグループになりたいです。

メンバーの関係性

 撮影の合間はメンバーが輪になって笑顔で話し合っていた。特に、13歳の大石を自身の妹のように接しているのが印象的だった。インタビュー中はしっかりとした口調で自身の思いを語る大石だが、言葉に詰まるところや自信がないのか小声になる場面もあった。しかし、そこで優しい目線を送りじっと見守ったり、フォローを入れたりするメンバーの姿もあった。大石に聞いてみた。他のメンバーの存在は? 

 「すごく頼りになります。収録しているときも、歌を聞いてくれたり、アドバイスをしてくれたり、いろいろと気遣ってくれたところもあって、特に綾さんは同じパートを歌って、すごい頼りなりました。8月や9月まではテレビの向こう側にいた人がいまは隣にいて、すごいうれしいし、綾ちゃんは頼りがいがあって、愛里ちゃんはどんなときもムードをあげてくれる。みんな支えてくれている。このメンバーですごく良かった」

 後半、涙目になり、思いを語った大石。「このメンバーで良かった」と思っているのは大石だけではないだろう。古賀は「成長していく姿を見せていきたい」と語っていたが、様々な壁を乗り越えてきたラストアイドルのメンバー。更なる成長を目指し、彼女たちのアイドル人生は始まったばかりだ。

(おわり)

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