【第68回NHK紅白歌合戦、31日、NHKホール】初出場となった三浦大知は「三浦大知 紅白スペシャル」として、「Cry & Fight」と「EXCIT」とメドレーで披露した。

 アカペラで歌い出すと空気が変わった。後ろにはハットを被った8人のダンサーが並ぶ。その後、無音ダンスで9人がシンクロ。静寂に包まれる場内にステップを踏む足音が響く。その振付の最後の足を踏み下ろすと同時に、次の楽曲が始まる瞬間は圧巻だった。

 リハーサル初日では、1度目の音合わせ終了後、三浦は自分から積極的に「ダンサーの皆」と呼びかけ、マイクで細かく立ち位置など指示を出していく。手際の良いディレクションで場をまとめ「うん! きれい。それが良いと思います」と整理を終えた。その後「もう一度やらせて頂きます」と仕切り直して、再度音合わせ。三浦のダンスへのこだわりが見えるひと時であった。

 囲み取材では「僕が考えて、仲間でブラッシュアップしていく」と“チーム三浦大知”に全幅の信頼を寄せていたが、息の合った切れのあるダンス、そして、歌唱力で魅了した。

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