5人組アイドルグループのベイビーレイズJAPANが20日、東京キネマ倶楽部で、3週連続ワンマン『EMOTIONAL IDOROCK FES. 2017』の第2週となる『虎ガースパイラル!』を開催した。

 平日公演にも関わらず、チケットは早々にソールドアウト。プレミアチケットを手にした虎ガー(ベイビーレイズJAPANファンの呼称)の凄まじい熱気が、開演前から会場を包む。赤いサンタの衣装に身を包んだメンバーが登場すると、この時期にぴったりの「冬の魔法」でスタート。

ライブの模様

 続けて「ハッピーエンドレス」をキュートに歌い上げると、「クリスマスがライバル」ではタオルを回して盛り上がった。今回の3週連続ワンマンの第1週は女性限定ライブだったということもあり、大矢梨華子が「男性の皆さんはエモフェス初日ということで…楽しみにしてましたか?」と客席に問いかけると「待ってた!」「楽しみにしてた!」といった歓喜の声が上がる。「ちょっと早めのクリスマスを、皆さんにプレゼントしに来ました」と衣装についてコメントした。

 その後、彼女達に数多くの楽曲を提供している鶴がスペシャルゲストとして登場。鶴の提供曲の1つである「少しだけ」について、秋野温が「ベイビーレイズが3年前に武道館を目指している頃に作った、思い入れのある楽曲。その先に続くベイビーレイズJAPANが、新しい意味を付けて歌ってくれていて嬉しい」と語り、同楽曲をメンバーと共に熱唱した。

 更に、ベイビーレイズJAPANが「一緒に歌いたい」と懇願したという、鶴の人気ナンバー「夜を越えて」をコラボレーション。会場のあまりの熱気に、大矢が「これは鶴フェスですか!?」と虎ガーにツッコミを入れる一幕もあった。

ライブの模様

 そこからベイビーレイズJAPANの5人は、ファンクラブ限定ならではの遊びを取り入れたパフォーマンスを連投。「ロックオン・ダーリン」では会場の虎ガーが考えた台詞をくじ引きで曲に盛り込み、高見奈央が「もっともっと熱くな〜れ、萌え萌えキュン(ハートマーク)」と萌え台詞を披露。「世界はチャチャチャ!」では観客と一体となって体操をしたり、「勇者ボクの冒険」では鶴と綱引き対決。負けたメンバーには電気ショックの罰ゲームが用意されており、客席から大きな笑いが巻き起こった。

 林の「まだ汗かき足りてないんじゃないですか?」の一言から、一気に会場のボルテージが上がる。「Again and again」、「何度でも」で熱く拳を掲げ、「ベイビーアンビシャス!」ではコールでフロア全体が揺れる。「シンデレラじゃいられない」、「新しい世界」、「ベイビーレイズ」とロックナンバーを畳み掛けると、最高潮のテンションのまま「夜明け Brand New Days」で締めくくった。

 鳴り止まないアンコールに応えて登場した5人は、最後に鶴と「TIGER SOUL」をアコースティックバージョンで披露した。東京キネマ倶楽部は、3年前にベイビーレイズが武道館公演の条件である、1万人の署名を達成した記念すべき会場。その際にもアンコールの最後で歌った楽曲ということもあり、彼女たちの歴史と進化を存分に感じるパフォーマンスとなった。

 3週連続ワンマン「EMOTIONAL IDOROCK FES. 2017」も残すところ第3週・12月28日開催の新木場STUDIO COASTワンマンのみとなったベイビーレイズJAPAN。同公演では、メンバー全員で作詞に挑戦した楽曲「ラブレター」の初披露も予定されている。

2017年12月21日(木)開演19:00@東京キネマ倶楽部
「EMOTIONAL IDOROCK FES. 2017〜虎ガースパイラル〜」<会員限定公演>
【SPECIAL GUEST】鶴

<公演セットリスト>
M01. 冬の魔法
M02. ハッピーエンドレス
M03. クリスマスがライバル
M04. 少しだけ(鶴とセッション)
M05. 低気圧ボーイ(鶴)
M06. ソウルメイト今夜(鶴)
M07. 夜を越えて(鶴とセッション)
M08. ロックオン・ダーリン
M09. 世界はチャチャチャ!
M10. 勇者ボクの冒険
M11. アゲイン&アゲイン
M12. 何度でも
M13. ベイビーアンビシャス!
M14. シンデレラじゃいられない
M15. 新しい世界
M16. ベイビーレイズ
M17. 夜明け Brand New Days
EN1. スパイラル
EN2. TIGER SOUL(鶴とセッション)

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