『リメンバー・ミー』日本版エンドソングを担当するシシド・カフカと東京スカパラダイスオーケストラ

 歌手でドラマーのシシド・カフカと東京スカパラダイスオーケストラが、“シシド・カフカfeat. 東京スカパラダイスオーケストラ”としてディズニー/ピクサーの最新作『リメンバー・ミー』(2018年3月16日全国公開)の日本版エンドソングを担当する。カフカは「人生何が起きるか分からないですね!」と今回の決定に興奮気味に語った。

 今回が初めてのタッグで、ディズニー/ピクサーの音楽に初挑戦。『リメンバー・ミー』は、陽気でカラフルな“死者の国”を舞台にした大冒険を描く物語。11月22日に全米公開し、初登場第1位の大ヒットスタートを記録。映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では96%(12月4日現在)という高い評価を獲得し、“ピクサーの新たな傑作誕生!”と言われている。

 物語の主人公はミュージシャンを夢見る少年ミゲル。だが彼の家は代々音楽を禁じられていた。ある日“死者の国”に迷い込んだ彼に手を差し伸べたのは、陽気だけど家族が恋しいガイコツのへクター。やがて二人がたどり着く、ミゲルの家族の秘密とは? 重要な鍵となるのはミゲルの大好きな曲「リメンバー・ミー」だった…。

 この「リメンバー・ミー」の作曲を手掛けたのは、『アナと雪の女王』の「レット・イット・ゴー」を生み出したロバート・ロペス&クリステン・アンダーソン=ロペス夫妻。

 日本版エンドソング「リメンバー・ミー」を、力強いドラムボーカルパフォーマンスで一躍有名となったシシド・カフカと、日本を代表するインストゥルメンタルバンドの東京スカパラダイスオーケストラの2組のアーティストの初タッグで、数々の名曲を世に送りだしてきたディズニー/ピクサーの新たな名曲に初挑戦することとなった。

 本作はメキシコの“死者の日”にインスパイアされて製作されたことから、メキシコ生まれであり、最近ではアーティスト活動以外にも映画、テレビと活躍の幅を広げているシシド・カフカと、中南米でのツアーも精力的に行ない話題となっている東京スカパラダイスオーケストラに白羽の矢が立った。劇中で主人公ミゲルが憧れる歌手デラクルスが歌う、ミゲルが大好きな曲「リメンバー・ミー」を、スカパラがアレンジした楽しく陽気なリズムとメロディ、そしてカフカの透き通るような歌声が一体となった、一度聴いたら忘れられない仕上がりとなっている。

 世界的にも注目度の高いディズニー/ピクサーの楽曲を手掛けることになり、カフカは「信じられなかった。人生何が起きるか分からないですね!」と興奮気味。スカパラとの初タッグについて「一緒に楽曲アレンジメントできると聞いて、これは絶対に面白くなる! と思いました。この作品との出会いも含めて運命的なチームだなと思いました。とにかく早くみなさんに聞いていただきたいです」とコメント。

 楽曲について、「映画をみてから、あのメロディが頭から離れないんです。心に残るメロディラインというのを自分が歌えるそのわくわく感がすごく大きかったです」と心底惚れ込んだ様子。

 音楽を禁止されている主人公のミゲルについては、「私もドラムを反対されていました。女の子なんだから、足開いて座って! なんて言われたり。4年間親を口説き落としたという過去があるので、音楽に対しての強い想いとか共感するものがありました。今は家族が一番のファンで一番応援してくれる存在なので、自分の家族の顔を思い出しながら映画を見ていました」と意外な過去を明かした。

 また、スカパラの茂木欣一(Dr)は「ディズニー/ピクサー作品は『トイ・ストーリー』から大好きで、それからずっと見ていたのでものすごく興奮しました! 本当に光栄です!」と喜びを語り、加藤隆志(Gt)はカフカとのタッグについて、「この曲で出会えたのはすごく運命的! 南米とスカパラのかかわりもあるし、カフカちゃんの(メキシコ)生まれも」と感じるところがあると言う。

 谷中敦(Baritone Sax)は今回のアレンジについて、「スカパラらしさをもって、スカパラならではのアレンジにしようと、目いっぱいスカパラの気持ちで演奏させてもらいました。レコーディングもすごく楽しかった!」とレコーディングの様子を語った。さらに、茂木は「大切な仲間と一緒のころの記憶を思い出したり、すごくときめいたりしたことを、思い起こさせてくれる映画。すごく大好きな作品です!」と映画に太鼓判を押した。

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