倉木麻衣が10日、都内で中国最大の音楽の祭典『第25回 CHINESE TOP10 MUSIC AWARDS TOKYO SMARTCAST×SMG RADIO』の共同記者発表会に出席。日本人アーティストとして、初めて中国最大の音楽の祭典に出演するにあたり、その招待状を授与された。倉木は「とても光栄に思うのと同時に、身の引き締まる思いです」と出演に向け意気込んだ。

 『CHINESE TOP10 MUSIC AWARDS TOKYO SMARTCAST×SMG RADIO』は、SMG(Shanghai Media Group)RADIOが主催する中国最大のポップミュージックアワード。今年3月に無料デジタル放送「i-dio」のコンテンツ・プロバイダーのTOKYO SMARTCAST(TSMC)がSMGと業務提携を結び、4月から両社共同制作の新番組『儂好(ノンホウ)、東京(ドンジン)』を放送開始。

 来年「日中国交正常化45周年」、「日中平和条約締結40周年」を迎えるにあたり、2018年3月26日に上海でおこなわれるライブイベントに倉木が日本人として初めて出演する。ライブイベントの模様は中国全土及び、中華圏23局以上のTVや衛星放送で毎年生中継され、世界中にも配信される。

 倉木は今回の出演について「大変名誉ある、アワードにご招待頂き光栄です。どうもありがとうございます」と笑顔を見せた。

 そして招待状が、SMG RADIO副社長の高山峰(ガウ・シャンフォン)氏から倉木に、この場で授与された。倉木は「長年に渡り中国でも活動させて頂いているのですが、とても光栄に思うのと同時に身の引き締まる思いです。3月に向けて楽曲の方も準備していきます。中国のファンの皆さんが応援してくれるお陰でこうしてライブができるので感謝しています」と意気込みを語った。

意気込みを述べた、倉木麻衣

 倉木を選んだ理由について、高氏は「はじめはTSMCから勧められたのですが、こちらとしても申し分ない方なので、喜んでご招待させて頂きました。倉木さんは中国で宇多田ヒカルさん、浜崎あゆみさんと並び“平成三大歌姫”の一人と呼ばれています。『名探偵コナン』の主題歌でも大変人気なので、今回の招聘に繋がりました」とアニメ『名探偵コナン』の主題歌で、中国でも幅広い人気を得ていると語る。

 倉木は2007年11月に台湾・国立台湾大学総合体育館で初の海外単独公演をおこなって以来、何度か中国でライブを披露している。「空港に降りた時から熱く歓迎して頂いて、毎回感動しています。ライブでも始まりから歌ってくれて、元気をもらって帰るのですが、また笑顔に会いにいけるのを楽しみにしています」と3月の公演を今から心待ちにしていると話す。

 中国での公演でも、日本語で話しかけてくれるファンも多いという。「『日本に留学しています』という学生さんや、『おかえり』と言ってくれるファンの方もいて。できるだけ中国語でお話しできたらと思い、勉強させて頂いています」と海外ファンとの交流にも積極的な姿勢を見せる。

 この日も、倉木は高氏に「いつも若く見える」と褒められると、中国語で感謝を述べた。さらに、中国での公演について「中国の皆さんはバラードの最初から大合唱になる参加型の楽しみ方をライブではされています。私も熱意をいただいてテンションがぐっと上がって、楽しませて頂いています」と熱気ある様子を伝えた。

 また、倉木は「日本のファンの方と、中国のファンの方がお互いで交流を持って友達になっているということも嬉しいです」と自身の海をまたぐ活躍が、ファン同士を繋げていることも実感しているという。

 最後に、中国のファンに向けて倉木は「いつも熱く長年に渡り、応援して頂きありがとうございます。3月にお会いできるのを楽しみにしています」と呼び掛けた。【取材・撮影=松尾模糊】

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