今年で7回目となる『テレビ朝日ドリームフェスティバル2017』が26日・28日・29日の3日間開催された。本年度はさいたまスーパーアリーナに場所を変え、3日間で過去最大である、述べ46000人を動員。国籍ジャンルを超えた15組のアーティストの夢の競演を楽しんだ。3日間目には、E-girls、CHEMISTRY、高橋優、森山直太朗、Little Glee Monstarの5組が出演。それぞれの魅力を発揮し、観客を楽しませた。3日間のオフィシャルレポートをお届けする。

Little Glee Monster

(C)テレビ朝日 ドリームフェスティバル 2017 / 撮影=岸田哲平)

 3日目トップバターを飾ったのはリトグリことLittle Glee Monster。芹奈、アサヒ、MAYU、かれん、manaka とメンバーが横一列に並んで、彼女たちの代表曲でもある「好きだ。」でLIVEがスタート。何とこの日がデビュー3周年だという彼女達に、オーディエンスから温かい祝福が巻き起こる。

 ボーカルグループらしくアカペラで、ファレル・ウィリアムス「HAPPY」、星野源の「SUN」、マイケル・ジャクソン「スリラー」、マーク・ロンソン「Uptown Funk ft.Bruno Mars」と次々と名曲をメドレーで披露。コール&レスポンスが巻き上がった「SAY!!」から、最新シングル「OVER」まで。5人の声が重なりあう心地よいハーモニーでアリーナを沸せた。

高橋優

(C)テレビ朝日 ドリームフェスティバル 2017 / 撮影=岸田哲平)

 昨年に続き2年連続出場となる高橋 優。昨年のドリフェスで憧れのGLAYと共演。「最高の夢をみさせていただいた」と語る。

 「会場のみんなにも夢のような時間を過ごしてほしい」と宣言して、ライブがスタート。伸びやかな
歌声で「BERIGHT」「虹」を披露。続いて、11月22日にリリースされる新曲「ルポタージュ」へ。

 「明日はきっといい日になる」ではオーディエンスから大合唱が巻き上がり、秋田愛を綴った「泣ぐ子はいねが」ではコール&レスポンスが巻き上がり、会場に一体感を生みだした。本人が語るように、「高橋優って、メガネかけて黒髪で、ちょっとおとなしい人かと思っていると思います」というイメージを覆す、パワフルな歌唱力とアグレッシブなパフォーマンスで魅せてくれた。

CHEMISTRY

(C)テレビ朝日 ドリームフェスティバル 2017 / 撮影=岸田哲平)

 ドリフェス初登場の彼ら。MCでは「僕らのことを知らない人もいるかもしれない」と謙遜する。しかし今もって色あせることのない珠玉の名曲達「PIECES OF A DREAM」「Point of No Return」「My Gift to You」を、彼らのビターで美しい声が紡ぎだすと、オーディエンスは聞き惚れる。

 「今回は代表曲を、という思いで歌わせていただいております」と前半の意図を伝えると、後半は再始動後の新生CHEMISTRY に突入。「You Go Your Way」からラスト「ユメノツヅキ」まで。変わらない、むしろ進化した2人のこれからを期待させてくれるハーモニーライブにアリーナは酔いしれた。

E-girls

(C)テレビ朝日 ドリームフェスティバル 2017 / 撮影=岸田哲平)

 11人体制で新スタートをきったばかりのE-girls は、ポップな楽曲「Love ☆ Queen」で、弾けるようなフレッシュな魅力を振りまき登場。全編が新体制後にリリースされた楽曲での構成となっており、彼女たちの決意のほどがうかがえる。初披露となるバラード「ひとひら」では、切なさを歌い上げ、新たな一面も魅せてくれた。終始キレのあるダンスは圧巻で、太陽のような明るさとエネルギーに満ちたステージ・パフォーマンスで会場を魅了した。

森山直太朗

(C)テレビ朝日 ドリームフェスティバル 2017 / 撮影=岸田哲平)

 ステージ中央に敷かれた布団。携帯を片手にバイト先に欠勤連絡……という設定で登場した森山直太朗。このシチュエーション通りの歌詞で始まる「レスター」を、ギター1本で歌い上げる。「ドリフェスの舞台に立つのは長年の夢でした」と語り、ピアノやバイオリンのバンドをバックに、「魂、それはあいつからの贈り物」「夏の終わり」とアリーナに歌声を響かせる。

 中盤「様々な会場でこの曲を歌ってきましたが…。こんなに拍手とどよめきが起こったのは初めてです」と「うんこ」を披露。名曲「生きてることが辛いなら」も、しっかりと聞かせ、笑いが巻きおこるトークと、圧巻の歌唱力のギャップが魅力のステージとなった。

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