<記者コラム:オトゴト>
 10月31日はハロウィンである。もともとは、古代ケルト人が起源と考えられている祭りで、秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事だったという。

 いつしか米国や英国などでは、かぼちゃをくり抜いた、「ジャック・オー・ランタン」を飾ったり、仮装した子どもたちが「トリック・オア・トリート(お菓子をくれないと悪戯するよ)」と近所でお菓子をもらって回るイベントになったようだ。

 そして、日本でも東京を中心に六本木や渋谷のスクランブル交差点で、仮装した人々が大勢集まる“仮装大会”のようなイベントとして定着しつつある。

 ハロウィンでは、おどろおどろしいゾンビやドラキュラなどのお化けに扮する。今年は音楽も“ハロウィン仕様”にしてよりムードを盛り立てるのはいかがだろうか? 以下にお勧めしたいアーティストを述べていく。

 個人的に“歩く仮装大賞”だと思っている、米ミュージシャンのマリリン・マンソン。おどろおどろしい見た目の割にポップなサウンドが魅力。先日ステージ上の事故で負傷し、心配されていたが自身のインスタグラムで無事を報告。11月5日に米・カルフォルニアでおこなわれる『OZZFEST MEETS KNOTFEST』で復帰する予定。

 その『OZZFEST MEETS KNOTFEST』を主催するスリップノットと、個人的に“ロック界の閻魔大王”だと思っている、オジー・オズボーンもハロウィンを盛り上げる音楽になりそうだ。

 米・9人組ヘヴィメタルバンドのスリップノットは全員が覆面を被っていて、見た目の危うさはハロウィンの仮装を絶する。へヴィメタルサウンドを軸にしながらも、ターンテーブルやサンプラーなどを用いたサウンドメイクで一線を画す。

 オジー・オズボーンは英ロックバンド、ブラック・サバスのフロントマンでソロとしても活躍する。ヘヴィメタルに悪魔的演出を用いたパフォーマーの先駆者として多くのアーティストに影響を与えている。

 まだまだ列挙したいアーティストは多いが、この辺で個人的趣向は留めておく。これからよりイベントを楽しむ為に、ハロウィン仕様に自分のプレイリストを作って音楽も“仮装”してみてはいかがだろうか。【松尾模糊】

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