米ハードロック界の巨星、ディスターブド4年ぶり復活
最新作「イモータライズド」で4年ぶりに復活するディスターブド
米国ハード・ロックバンドのディスターブドが、約4年間の活動休止を経て、通算6作目となる最新作『イモータライズド(原題:Immortalized)』を8月21日に発売することがわかった。プロデューサーには、オジー・オズボーンなどを手掛けるケヴィン・チュルコを迎えた。
ディスターブドは、2000年のデビュー以降、モダン・メタル・シーンを牽引し続け、4作品連続全米アルバム・チャート1位に送り込み、グラミー賞にノミネートされるなど注目のバンドだ。
今回発売される『イモータライズド』は、全米アルバム・チャートで4枚目となる連続1位を獲得した2010年発表の作品『アサイラム(原題:Asylum)』に次ぐアルバム。4年間の活動休止を経て送り出される新作だ。
全世界同時発売となる8月21日に、Reprise Records/ワーナーミュージック・ジャパンから発売される。アルバムにはサイモン&ガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」のカバーも収録されている。
フォークロック主体のサイモン&ガーファンクルの楽曲をハードロックの彼らがカバーするところにも面白味がみえる。
アルバムについて、フロントマンのデイヴィッド・ドレイマンは以下のように語っている。
「このアルバムに収録している全ての楽曲は、同じ部屋で書かれたものさ。再び昔のようにみんなで曲を作るという事実が、俺達にとってとても素晴らしい経験だった。パフォーマンスへの情熱、支配するような力強さ、引き起こされる感情、それがどんなものであれ、その感覚は楽曲にしっかりと反映されているよ」
ギターのダン・ドネガンは「去年からずっとこの復活作の発表を予定していたんだけど、ずっと秘密にし続けていたから、この作品に対する反応がすごく楽しみだ」と語り、復活を経た発売するアルバムに次の通りに期待を込めた。
「俺達はまだ炎に満ちているってことを、ファンが感じてくれたら嬉しいよ。俺自身、この作品の出来にほっとしているんだ。ほぼ5年もの間離れていて、再び一緒の部屋に戻り、一緒に曲を書き、そして炎をたきつけいく、これは本当にすごい事だったよ」
「ある意味、俺はスタジオから離れたくなかったくらいさ! 俺達にはまだまだ言うべきことがあるし、やるべきことがたくさんある。今まで以上の力強さをもって、俺達はシーンに戻ってきたんだ。『イモータライズド』はそれを証明してくれる作品になっていると思うよ」
1996年に、米国シカゴで結成したディスターブドは、累計アルバム・セールスは1200万枚を記録。アクティヴ・ロック・ラジオ・チャートでは9曲を「#1」に送り込み、全米アルバム・チャートにおいてセカンド・アルバム以降4作連続で1位を得ているモンスター・バンド。
4xプラチナム・ディスクを獲得した2000年発表のデビュー作『ザ・シックネス』で、ハード・ロック・シーンにおける新たなリーダーとして知られるようになり、その後も数多くのゴールド、プラチナム、ダブル・プラチナムを獲得し続けている。また、2009年には「インサイド・ザ・ファイアー」という楽曲で、グラミー賞の「ベスト・ハード・ロック・パフォーマンス」部門ノミネートも果たした。
なお、公式サイトでは日本時間23日午後9時にジャケット写真と作品情報が公開された。そのタイミングで、今作からのリード・シングル曲「ザ・ヴェンジフル・ワン(原題:TheVengefulOne)」をフィル・ムッチ監督によるアニメ・ビデオと共に公開された。また、iTunes Storeでのアルバム予約注文も24日にスタートしており、予約注文をした人は、その場でこの最新曲「ザ・ヴェンジフル・ワン」をダウンロードできるようになる。 【上村順二】