マリリン・マンソンが、11枚目となるスタジオ・アルバム『WE ARE CHAOS』を、9月11日(金)に<Loma Vista Recordings>よりリリースすることを発表した。

 マンソン本人と、グラミー受賞経験のあるシューター・ジェニングス(ブランディ・カーライル、タニヤ・タッカー)が共同制作した10曲は、我々がパンデミックに覆われる以前に書かれ、録音され、仕上げられたもの。

 同作からタイトル・トラックの「WE ARE CHAOS」が公開された。また、この曲のミュージック・ビデオは米イラストレーター/写真家のマット・マハリンが監督、撮影、編集を手掛けている。アルバムのカバーに描かれたマンソンの「Infinite Darkness」は、曲に合わせて特別に創作された絵画だ。彼の美術作品は世界中で公開されており、マイアミからウィーン、モスクワまで、様々なギャラリーや美術館で展示されている。

「WE ARE CHAOS」ジャケ写

 アルバムについてマンソンは以下のように語っている。

 「今『WE ARE CHAOS』を聞くと、まるでつい昨日やったばかりのような、この世界はまったく同じことを繰り返しているような感じがする。いつものことだが、タイトル曲や物語を作ると、あたかも今日書きあげたような気分になる。この作品はレコーディングが終わるまで誰にも聞かせなかった。従来的な意味でA面とB面があるのは間違いない。だが、ちょうどLPのように、こいつは平たい円盤だ。歌が織りなす絵にパズルの最後のピースをはめ込むのはリスナーだ」

「このコンセプト・アルバムはシューターと俺がリスナーのために創り上げた鏡だ。自らのぞき込むことのない鏡だ。部屋に、クローゼットに、金庫もあって、そして引き出しもふんだんにある。だが魂の内部、いや、自分の記憶の博物館で一番恐ろしいのは常に鏡だ。この作品の歌詞を書いていた頃、俺の手には切れ切れになった亡霊たちがしょっちゅう憑りついていた」

「レコードを作りながら、念じ続けたんだ。“狂気を抑えろ、スーツを繕え。自分が獣でないふりをしろ”だが人間こそが最悪のものだというのは承知していた。慈悲をもたらすことは殺人を犯すこと。涙とは人間の肉体で最大の輸出品だ」

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