舞台挨拶に挑んだTHE YELLOW MONKEYと松永大司監督

 THE YELLOW MONKEYの吉井和哉、菊地英昭、廣瀬洋一、菊地英二が25日、東京・六本木で開催中の『第30回東京国際映画祭』内でおこなわれた、映画『オトトキ』の舞台挨拶に登壇。吉井が若干暴走気味にトークを繰り広げ、舞台挨拶の会場を沸かせていた。この日は映画で監督を務めた松永大司氏も登壇した。

 映画『オトトキ』は2016年に再結成したTHE YELLOW MONKEYの復活劇から、2004年の解散、そして復活を決意した彼らの素顔を追ったドキュメンタリームービー。全国42公演のライブツアーや2017年初のライブステージ、過去の映像やメンバー・関係者のインタビューなどで描かれる。

 劇中では、バンドのロードだけでなく、それぞれのメンバーの、家族に対してのインタビューも語られている。特に映画の中で印象を残している菊地(英)のインタビュー等、深い印象を残すシーンも数多くあり、吉井は「皆さん泣きました? 泣くよね、俺、三回泣いた。英二さんは助演男優賞だからね」といきなり菊地(二)に話を振り、会場を沸かせる。

 また司会者より「一番バンドらしいと思ったシーンは?」とたずねられると、吉井は再結成後、THE YELLOW MONKEYが初めて『COUNTDOWN JAPAN 2016-2017』出演した際、ライブ序盤から声が出なくなった時のシーンで「(その時の)俺の演技!」と答え、会場は大爆笑。一方で「あの時のメンバーのやさしさが、僕は心に沁みましたね」とバックステージの一部始終を振り返る。

 一方、そんな吉井に対し菊地(二)は「困っている吉井和が一番カッコいいなって。クールだな、と思った瞬間があったりなんかして。いつもふざけているんで」とフォローを振り返りつつ、吉井への思いを感じさせるコメントを投げ掛けていた。

 また、フォトセッションに及ぶと吉井はさらに報道陣に向かって笑顔で暴走気味に「いや~良かったな~再結成して良かったな~」「イエローモンキーです!」「あのカメラちっちゃいね」「前の人がいいカメラ持ってるなー」「4Pしようぜ!」「ポニョ!」「あれはキャノンかな?」などと声がけが止まらず、最後まで会場を笑いに包んでいた。【取材・撮影=桂 伸也】

Photos

記事タグ