ロックミュージシャン・布袋寅泰が24日、東京・西武池袋百貨店本店に期間限定でオープンしているポップアップストアを記念して記者会見を開いた。25日発売のアルバム『Paradox』を記念してのオープン。布袋が実際に使用していたギターを試奏できるほか、ツアーグッズや衣装などが展示される。

 作曲を全て外部に任せた新境地作品『NewBeginnings』以来約3年ぶりのアルバム。この発売を記念して、西武池袋百貨店本店・5階紳士服フロアにポップアップストア『HOTEI POP-UP STORE “PARADOX” at Seibu Ikebukuro』が24日に期間限定オープン。

HOTEIモデルを抱え撮影に応じた布袋寅泰

 デビュー35周年の集大成ともいえるツアーを控えるなかで登場した布袋寅泰。昨年の35周年ツアーで着ていた衣装などが展示されている光景を見て「いいじゃないですか、賑やかで。僕も見たこともないレアなものも並んで。この衣装も懐かしいですね。こうみるとデカイですね(笑)」と語った。

 このストアには、自身が実際に使用していたギター「HOTEI」モデル「G柄」も展示されており、レコーディングやステージで使っているプロファイリングアンプ「Kemper Profiling Amplifier」に繋げて弾くことが出来る。「このギターは僕がBOOWY時代から使っているもので、僕のサウンドをヘッドフォンを通じて楽しんで頂く、松井(秀樹)くんのバッドをふれるとか、F1ドライバーのハンドルが握れるとか、そんな感じで布袋寅泰になり切って楽しんで欲しい」と述べた。

 約3年ぶりとなるアルバム『Paradox』はロンドンでの生活を通じて感じたものを落とし込んだ作品。「ロンドンのみならず世界が混沌とした時代を迎えていると思います。ロンドンでもテロや難民問題など多くの難しい問題が現実として日常に溢れているけど、これからどういった未来を掴んでいくのか、それをただ現実と向き合って重苦しいものをシェアするということでなく、未来に向けてリスナーの皆さんと考えるポジティブなアルバムにしたいと思い作った」とその背景を明かした。

ストアのボードにサインした布袋寅泰

 アルバムには日英米の豪華ミュージシャンやクリエイターが参加している。なかには、盟友の森雪之丞やコブクロの小渕健太郎も。「いままでとはちょっと違う視点、そして作家とのコラボレーションによって、布袋らしさとまた新しい今までに聞いたことがない布袋寅泰のサウンド、そして、言葉、歌の世界が楽しんで頂けると思います。我ながら良いアルバムに仕上がったと思います」と自信をのぞかせた。

 そんな布袋は取材終わり、ストアのボードにサインを描いた。

 なお、同ストアでは、先のステージ衣装の展示やギターの試奏、CDやDVDの販売のほか、先日から予約スタートしたアナログ盤やアナログプレーヤーの予約もできる。また、このストアしか入手できない限定カラーTシャツなども数量限定で販売される。【取材・撮影=木村陽仁】

この記事の写真

記事タグ 


コメントを書く(ユーザー登録不要)