「RockCorps」ヘッドライナーを務めたフィフス・ハーモニー

 米ガールズグループのフィフス・ハーモニーが9月2日、千葉・幕張メッセでおこなわれた、ボランティア推進プロジェクト『RockCorps』のセレブレーション(ライブイベント)にヘッドライナーとして出演した。この日は高橋みなみやmiwa、andropなどが出演。最後を飾った彼女たちは、昨年、全米シングルチャートTop10入りした大ヒット曲「Work From Home」など全11曲を披露。豪華共演にふさわしい、煌びやかなステージでこの日のイベントを締めくくった。

『RockCorps』は、音楽フェスが社会貢献と結び付いた形のイベントで、応募者は4時間のボランティアをすると、「セレブレーション」と呼ばれるライブに参加する事ができる。これまで世界10カ国で約17万人以上の参加、合計70万時間以上のボランティア活動力を創出した実績を持っている。

 プロジェクトの締めくくりとなる“セレブレーション(ライブイベント)”には、レディー・ガガやリアーナ、マルーン5、NE-YOなどの世界的人気アーティストが参加してきた。

 2014年に『RockCorps supported by JT』として日本に初上陸し、過去3回の開催でボランティアイベントを計399回、全国から1万2367人が参加し延べ4万9468時間分のボランティア活動を創出してきた。福島県のあづま総合体育館で開催された“セレブレーション”には、コブクロやPUFFY、カナダ出身の歌手カーリー・レイ・ジェプセン、アジアン・カンフー・ジェネレーションなどが出演した。

 フィフス・ハーモニーは1日に、託児施設へ寄付されるおもちゃ作りのボランティア活動に参加。この日の公演を前におこなわれた、報道陣による囲み取材では「来日は3回目なのですが、日本の皆さんが楽しんで下さること、しかも、ボランティアをして集まるということはとても有意義なことだと思うので頑張りたい」と意気込んだ。

 また、ボランティアを振り返り、「とても楽しかった。NYからのファンも来ていたくらいで。若者が社会貢献できること、世の中を変えていくことはとても意味のあることだと思います」とボランティア活動の意義について持論を述べた。

フィフス・ハーモニー

 そして「今日は、ボランティアに応える為に心を込めてステージに立ちたい」と改めてステージに賭ける想いを語った。

 全出演者が出番を終え、最後に登場した、フィフス・ハーモニー。白と銀色の素材でできた、面積の少ないセクシーな衣装で堂々と登場し観客の目をくぎ付けにした。それぞれが時に自由に、しかし、まとまりのあるダンスを披露しながら、圧倒的な歌唱力で歌い上げていく。

 途中「手を挙げて!」「かわいい、大好き」などの日本語のMCも披露しながら一体感を演出。昨年、全米シングルチャートTop10入りした大ヒット曲「Work From Home」ではシンガロングが会場に響き渡り、この日最高の盛り上がりを見せた。【取材・撮影=松尾模糊】

この記事の写真

記事タグ 


コメントを書く(ユーザー登録不要)