レッドカーペットを歩く面々

レッドカーペットを歩き、記念撮影に応じる面々

 シンガーソングライターで俳優の福山雅治(48)が7月31日、TOHOシネマズ六本木ヒルズ でおこなわれた映画『三度目の殺人』(9月9日公開)のレッドカーペットイベントに登場した。この日は、出演キャストの役所広司、広瀬すず、吉田鋼太郎、斉藤由貴、満島真之介、是枝裕和監督が出席。レッドカーペットを出演者とともに歩き、詰め掛けたファンを喜ばせた。

 本作は、福山演じる勝ちにこだわる弁護士の「重盛」が、死刑がほぼ確実な殺人事件を担当することになり、役所演じる二度目の殺人を犯した「三隅」と繰り広げる法廷を舞台にした心理サスペンス。

 監督には、福山が主演となり話題を集めた映画『そして父になる』の監督・脚本・編集を務めた、是枝裕和氏が担当する。

 レッドカーペットイベントは、同作の完成披露試写会の前に実施。観客からの黄色い歓声を浴びながら福山を始めとする6人のキャストと、是枝監督が登場した。観客から「ましゃ」と大きな声で呼ばれた福山は「あんまり、ましゃって呼ばれると照れくさいんですけど…(笑)」と照れながら挨拶をした。

レッドカーペットを歩く面々

 役所は「是枝監督の新たなジャンルの映画が出来たと思います。今日は楽しみです」と作品への出来と、この後おこなわれた完成披露試写会への想いを述べた。

 是枝監督の作品『海街diary』に出演していた広瀬は「監督の作品は2作目なんですけど、本当に今までに見たことのない監督の表情を、現場で沢山見れた作品だなと思っています。どんな風に皆さんに届くのか楽しみです」と監督の魅力を語った。

 広瀬の母親役を演じた斉藤は「広瀬すずちゃんの、首すじの匂いを嗅ぐことができる機会は中々ないと思うので、そういう風に指示してくれた監督に凄い感謝の気持ちでいっぱいです」とユーモアさを交えコメントした。さらに「是枝監督の作品に、今回念願叶って参加できて本当に感謝しています」と同作への出演を待ち望んでいたことも明かした。

 吉田は「是枝監督、福山さんの代表作になるんではないかと思っています。お楽しみに」と今作に太鼓判を押した。

レッドカーペットを歩く面々

 北海道で撮影をしたことに関して満島は「雪の中で是枝監督が、捻挫をしながらもおじいちゃんみたいに歩きながらも頑張っていました。皆さん本当に凄い映画になっているので楽しみにしていて下さい」と映画への期待を押した。

 是枝監督は「最高のキャストと一緒に映画を作ったんだなってそういう実感に今、浸っております。凄い挑戦することの多い現場でしたが、やれることはすべてやりきったと出来上がった作品を見て思っております」と完成した作品への気持ちを語った。

 レッドカーペットの階段を下りる際、福山は出演者たちと会話をしながら歩く姿や、観客からの声援に応えるかのように、手を振りながら笑顔を見せる一面もあった。

 監督と広瀬は、ヒールを履いている斉藤を支えるように腕を組み、仲睦まじく階段を下りていく優しさが垣間見れた。

 レッドカーペットの階段を下り、報道陣のフォトセッションどきには本作に登場する雪のシーンにちなみ、スノーマシーンで雪が微かに舞う演出もなされ、暑い東京に一瞬、涼し気な雰囲気のなか、福山を始めとする出演者は笑顔を見せながら撮影に挑んでいた。(取材・撮影=橋本美波)

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