ソロ写真集の発売記念イベントに出席したDa-iCE工藤大輝

ソロ写真集の発売記念イベントに出席したDa-iCE工藤大輝

 5人組ダンス・ボーカルグループDa-iCEのリーダー工藤大輝が30歳の誕生日を記念して制作した、セルフプロデュースによる初のソロ写真集『工藤大輝写真集 -極光-』(主婦と生活社/撮影=太田好治)が6月28日に発売された。その発売記念イベントが9日、都内で開催され、写真集に対する思いや制作のエピソードなどを語った。

 工藤の誕生日に発売されたこの写真集は、工藤自身が発案。自身の30歳の記念として何か形に残しておきたいと考え、最初に思いついたのが写真集であり、自分で企画書を起こすことから始めたという。

 最初は工藤から声を上げ、周囲からは特に難色を示されることはなかったものの、積極的な動きが周囲に見られなかったため、半年前から工藤自身も能動的に取り組み始め、今回の出版に至ったという。工藤はそんな発売までの経緯の苦労を「実際に身内(事務所)を動かすのが大変でした」と振り返った。

Da-iCE工藤大輝

 タイトル「-極光-」はオーロラの意味を表しており「オーロラはカメラを通さないときれいに映らない、肉眼だと割と白い靄(もや)に見えるということを聞いたんです。僕という存在を知ってくれてない人からすると、普段は何もないような人間なので、この言葉にシンパシーを感じ、今回この言葉を使わせていただきました」とこのネーミングをおこなった意図を語った。

 掲載されている写真については「写真集に合わせて作ったものでなく、普段の自分が行っているところや普段着ている服など、生活に近いところを見せています」と東京で工藤が普段よく通っている洋服店や飲み屋などで撮影をおこなった経緯を明かす。一方で、スタッフの意見も採用し工藤の出身地である北海道でも撮影をおこなっているという。

 また今回写真集の中には、写真だけでなくポエム的なフレーズが楽曲を見据えたような形で挿入されており、特典として付録の、撮影の風景を収めたDVDの映像のバックに流れるインスト曲と合わせると一つの歌になる。「写真集とはいえ、普通の写真集を作っても面白くないなと思ったので、普段の自分の活動を写真集にどれだけ入れ込めるかというところで、できるレベルでやりました」と入魂のポイントを説明した。

 一方で30歳という年齢に達したことについては「同い年がもう一人(岩岡徹)いるので、2人で『いい大人になっていきたいね』という話はしたけど、特別なことというのはないですね」と大きな心境の変化は示さないものの「20代がわりと準備というか、アイデアをためたりする期間だったので、30代はそれを形にしていく時期にしたいと思います」とこれからの人生への意欲的な姿勢を見せていた。(取材・撮影=桂 伸也)

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