舞台衣装で囲み取材に応じたTAKAHIRO

舞台衣装で囲み取材に応じたTAKAHIRO

 EXILE TAKAHIROが22日、品川プリンスホテル クラブeXで、舞台『MOJO(モジョ)』の公開リハーサルに臨んだ。このなかでTAKAHIROは演技に挑戦して「自分は生でリアルなものを表現するのが好きなんだなと改めて再確認しました」と振り返り、至近距離での舞台に「30公演あるので、その日の出演者の下半身のポテンシャルにも注目して頂ければ」と大胆発言も飛び出した。

 この舞台はイギリスのカリスマ的劇作家であるジェズ・バターワース氏の処女戯曲(英初演1995年)の日本初演。リズム感に満ちたスピーディな会話劇となっており、若者たちの不安定な心理を描いていく作品。6月23日から7月14日まで品川プリンスホテル クラブeXで上演される。キャストは、主役・ベイビー役を務めるTAKAHIROをはじめ、波岡一喜、木村了、尾上寛之、味方良介、横田龍儀といった布陣。演出と上演台本を手掛けたのは青木豪氏。

 リハーサルに先駆けて報道陣向けの囲み取材がおこなわれ、キャストと青木氏が登場。まずTAKAHIROは「舞台初挑戦という事で稽古を積み重ねてきました。スリルと笑いと、良い物がお届けできる舞台になっているんじゃないかなと。明日からの本番必死に頑張りたいと思います」と意気込みを明かした。他の出演者もこの舞台の「スピード感」や「生っぽさ」などへのこだわりを語っていた。

 TAKAHIROは初日を迎える心境についてを問われると「一言で言うとドキドキです。稽古してきて出した僕らの答えがどう伝わるのか。どういうリアクションがあるのか、自分達でも楽しみです」と答えた。すると他の出演者が、浪岡「ワクワク」、木村「ゾクゾク」、尾上「モゾモゾ」、味方「(汗が)ダラダラ」、横田「ガチガチ」、青木氏「ピカピカ」と全員がTAKAHIROの返答を踏まえてから、心境を全員が話し、会場は笑いに包まれた。

リハーサルの様子

 初主演については「最初はプレッシャーを感じていたんですけど、稽古を重ねて作品の輪郭が見えてくる中で、主演だからといって肩肘を張らずに演じられる舞台なのかなと感じました」としながらも、「チーム感を大事にしながら、出来るだけ皆を引っ張っていけたら」と述べた。チームとしてEXILEと比べるとどちらが良いか、という質問には苦笑いしながら「また違うチームワークですけど、負けないくらい『MOJO』は固まっている」とした。

 円形ステージでの演技については「一言で言うとムラムラ。凄い客席から近いですし。30公演あるので、その日の出演者の下半身のポテンシャルにも注目して頂ければ」と先ほどのジョークを再度踏まえ、おどけながら話した。

 TAKAHIROの演技については、浪岡は「物語への理解力や順応性とか、協調性とリーダー性が秀でている」、木村は「稽古場の雰囲気はTAKAHIROくんが作っていたと思う」、青木氏は「言葉のセンスが凄い。台詞に対する感性が秀でている」と他の出演者がそれぞれ評した。

 また、TAKAHIROは舞台の見所について「物語としても見たことのないものとなっておりまして。落ちどころがしっかりあるわけでもないので色々と感じて頂けると思います。それぞれの役の背景を感るとより楽しめると思います」とアピール。

 さらに、演技に挑戦して思った事は「初挑戦なので、自分も楽しめるのかどうなのか。右も左もわからなかったです。でも稽古を積み重ねて、『自分は生でリアルなものを表現するのが好きなんだな』と改めて再確認しました」だと明かした。

 その後、公開リハーサルがスタート。TAKAHIROはキャラクターの世界観に入り込み、時にワイルドに、時に繊細に演技を使い分けていた。歌声を披露するシーンも。TAKAHIROはこれから始まる30回の公演に向けて、気力十分の様子だった。(取材・撮影=小池直也)

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