TAKUYAが見た音楽シーン、ムッシュや布袋…彼らにある共通の意識
INTERVIEW

TAKUYAが見た音楽シーン、ムッシュや布袋…彼らにある共通の意識


記者:村上順一

撮影:

掲載:17年07月04日

読了時間:約9分

多くのミュージシャンと共演してきたなかで、彼らには共通する意識があるという(撮影・冨田味我)

 アマチュアバンドの日本一を決めるコンテスト『EMERGENZA 2017』に、ロックミュージシャンのTAKUYAが、自身のバンド「TAKUYA and the Cloud Collectors」で参加している。プロのミュージシャンがなぜアマチュアバンドの大会に出場するのか。MusicVoiceではその真意を探るべく、本人にインタビューを実施した。その内容は6月26日付「TAKUYAがアマチュアバンドの大会に出場、なぜ?その真意を聞く」で既報の通りだが、TAKUYAはそのインタビューで様々な見解を述べていた。例えば、先日亡くなった巨匠・ムッシュかまやつさんや日本が誇るギタリスト布袋寅泰との共演で得たものなど。また、耳の不調などによりライブ活動の無期限休止中の氷室京介への想いを語る中で、自身も2年前から手のじん帯を損傷していることも明かした。TAKUYAが見てきた音楽シーン、そして親交のあるビッグミュージシャンとのかかわりの中で感じたものとは。

世界的にみても面白いももクロ

――以前、ももいろクローバーZのライブに参加されていましたが、一緒にやってどうでしたか?

 楽しかったですよ。

――アイドルの中でも奇抜なイメージがあって、TAKUYAさんと合うなと思いました。

 合ってたと思いますよ。凄くやりやすかったですし。

――どういった経緯でオファーを受けたのですか?

 知り合いを通してですけど、普通に「やらない?」という感じでした。スケジュールも空いていたのでOKしたんです。

――ももいろクローバーZは世界的に見ても面白い?

 ももクロは、大きな日本のコンテンツでしょうね。ああいうのをやっているのは世界中にいないですし。輸出をしても大丈夫なくらい本人達の商品力が高まっていると思うので、ジャンジャンやれば良いと思いますね。

1回新しく作ってもらった

――ところで、TAKUYAさんはビンテージ機材を集めていると聞きました。復刻された機材なども今はありますが、やはりビンテージのオリジナルはサウンドが違いますか?

 物によるかな。70年代以降の物に関しては、現行のものでも近い事は出来ると思います。量産の時代ですから、部品の数も多いでしょうし。50、60年代の物に関しては、各個人がロールスロイスを作っているようなものだから、復刻はほぼ不可能ですよね。

――JUDY AND MARY時代に使用していたTAKUYAさんモデルのギターは現在も使われていますが、新しく制作したギターなのでしょうか? それとも当時のオリジナル?

 オリジナルではないです。1回新しく作ってもらったんです。やはりあのモデルを持った方が良いなと思って、信用のおけるギター屋さんに僕が全部指定をして作ってもらったんです。すごく良い音です。

――『エマージェンザ』でも使用していましたね。

 うん。あれが今のメインです。この形状のギターでの僕の全リクエストに応えてくれているので。

――どこのギターショップに頼んだのでしょうか?

 「ツバサ」です。オーダーメイドものだけツバサというブランド名なんです。

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