男装界の異端児として常に新しさ求め、Vipera 諦めず掴んだ夢
INTERVIEW

男装界の異端児として常に新しさ求め、Vipera 諦めず掴んだ夢


記者:村上順一

撮影:

掲載:17年06月21日

読了時間:約14分

パイタッチ会

春月

――先日開催された『パイタッチ会』についてですが、YouTubeに配信されている動画でも「何をやろうか」と企画を練っているものがありましたね。

優弥 はい。「何がいいんだろう?」と色んな話が出ていて、「ハイタッチ」と言ったら、聞き間違いから「え? パイタッチ?」となって「それだ」となりまして(笑)。

――『パイタッチ会』は、来場された方の胸をみなさんが触るというものですよね? やってみていかがでしたか?

優弥 とても柔らかかったです(笑)。でも僕にだけ、僕をはがすSPの人が付いていて…。

麟太郎 リーダーはタッチしたまま離れなくなってしまうから。おっぱいが好き過ぎて(笑)。

神 お客様を守るためのSPです。握手会などで「はがし」と呼ばれる係の方がいるのですが、優弥くんをはがす係のSPです(笑)。

――それも新しいですね。通常は逆ですが。

神 お客様もなんやかんやで楽しんでくれています。アントニオ猪木さんの“闘魂注入”じゃないですが、ああいった縁起物という感じもあります。3、4歳の子や男性の方もいらっしゃってくれて。

――反響は凄く良かったのですね。また開催されますか?

優弥 やりたいです、やりたいです!

「We’re the Vipera」は結束力の表れ

――今作は8曲収録ですが、インディーズ時代の曲も収録されていますね。どのように選曲されましたか?

優弥 一つみんなで選んだ「message」という曲があります。これはファンの方々に向けて書かれている曲です。最初はライブにお客さんが1人とかそういう時期が1年くらいあったんです。

――そんな時代があったんですね。

神 メンバーの人数よりもお客さんが少ないという時期があって…。よくそれで1年やりました(笑)。

――1回は通らなければならないであろう試練の時期かと思われますが、1年は長いですね…。

優弥 なかなか諦めない性格なので。

――メンタルがメチャクチャ強い。

メンバー一同 (笑)

神 比較対象がなかったので、そんなものなのかなと思っていたところもありました。

優弥 男装グループもまわりにいなかったし、見つけて頂いて色んなファンの方々に支えて頂いてきたので、メジャーデビューをするにあたってファンの方に向けた「ありがとう」という気持ちが入っている「message」を収録したいということで、みんなで選ばせていただきました。

――作品前半ではカッコいい曲が集まっていますが、これはライブを意識した選曲?

優弥 そうですね。胸にドンと響くようなものから入れたいと思いまして。

――みなさんが個人的に特に気に入っている曲は?

春月 1曲目の「We’re the Vipera」ですね。まずこれはタイトルにユニット名が入っていますが、5人の自己紹介ソングです。自己紹介ソングはずっとやりたかったのですが、出来ない理由がありまして。

通常盤

――どうしてですか?

春月 辞めてしまうメンバーが出てくると歌えなくなってしまうからです。それで今まで敬遠して来たところもありました。でもこの5人はViperaが解散するまで辞めないということを心に決めているので、その結束力の表れでもあります。

優弥 辞めるというメンバーが出てきたら、その人をハンバーグにすることになっています(笑)。

――ちょっとそれは怖いですよ…。いちるさんの気に入っている曲は?

いちる 「We’re the Vipera」も勿論好きなんですけど、僕が好きなのは「雨音」です。流れるような曲調の中に、カッコ良さや切なさが入っていて、聴くだけで情景が浮かびます。何回聴いても飽きないですし。ダンスも凄く格好良いので、みんなに「こういう想いが詰め込まれているだな」と感じながらたくさん聴いてもらいたいです。

優弥 うちはみんな女性ですが、男装グループということもあり、低い声から高い声まで幅広い音域の声が「雨音」には入っています。「Viperaってこういうものなんだぞ」というのがこの「雨音」です。

――この1曲にViperaが集約されているという楽曲でもあるのですね。

優弥 基本的に僕達は全ての曲でMVを撮るんですけど、この曲のMVはメジャーデビューということもあって、今までのものとはガラッと出来が違うものになっています。CDでもMVでもライブでも、色んな形で色んな人達の耳に入ってほしいです。

――麟太郎さんのお気に入りは?

麟太郎 僕も「We’re the Vipera」です。自己紹介ソングというだけあって、それぞれのキャラクターがよく出ていて、それが歌詞にも表れています。ライブではそれぞれの名前のコールができたりしますし、Viperaのことを知らない方が聴いた時に「こういうキャラクターなんだ」と、それぞれの個性が分かる曲だから、特にこの曲が気に入っています。

――神さんは?

神 「月華澄明」です。この曲はViperaの既存曲になかった和風の楽曲です。もともと和のものが好きなのと、外国の方がイベントで観てくれた時に、この曲が流れた瞬間に「おっ」って足を止めてくれて。やっぱり“ニンジャ”とか“サムライ”みたいに、外国の方が好みそうな日本のカルチャー的に引っかかるものになれば、男装や2次元なども日本だけでなくて、外国でも受け入れられるかなと思いました。アジアやフランスで、日本のそういうカルチャーが好きな方は割と多いんです。

 日本のアニメや漫画が好き、という風にViperaも外国の方にも受け入れてもらえれば、もっとワールドワイドに活動して行けるんじゃないかなと思って、そういう点で「月華澄明」がわかりやすいと思いました。

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