キム・ヒョンジュンとじゅんいちダビッドソン

 韓国の男性アイドルグループ・SS501のリーダーである、キム・ヒョンジュンが6日、ディファ有明で、ニューシングル「風車<re:wind>」の発売を記念したトークイベントをおこなった。日本では除隊後初のイベント。お笑い芸人のじゅんいちダビッドソンも応援に駆け付けた。キムは新曲でハスキーボイスを披露。「あれは喉の調子が良くなかったからなんです。ピンチをチャンスに変えました」と語った。

 6日は「風車<re:wind>」の発売日であり、キム自身の誕生日でもある。そして、この「風車<re:wind>」は、21カ月におよんだ韓国陸軍の任務を終えたキムの除隊後初作品。その事もあってか、この日を心待ちにしていた多くのファンが会場に集結していた。

 イベントはまず、先月ソウルでおこなわれたファンミーティングの裏側を映したオープニング映像からスタート。その後にキムが登場した。「ヒョンジュンさん、おかえり!」と集まったファンたちから声援を送られたキムは「男らしくなりましたか?」とコメントを届けた。

 久々の日本については「今回は気楽に来ようと思ったんですけど、(空港まで)沢山のファンが来てくださったので、次回からはサングラスを外したり、気を使おうかと思います」、「(肌ツヤをほめられて)2年間軍隊に入っていたので、紫外線のケアができなかった」などと気の利いた発言で会場を和ませていたのも印象的だった。

ネタを披露するじゅんいちダビッドソンと、キム・ヒョンジュン

 久々のレコーディングについては「久々のシングルなので、一生懸命作りました。全く緊張しませんでしたね。成熟した、アップグレードした姿を見せたいので早くステージに立ちたい」と意気込みを見せつつ、「製作にあたって初心に戻ろうと思った時に<自然>というイメージが思い浮かびました」と自然がフィーチャーされたミュージックビデオの意図も明かした。

 また、出来上がった曲を聴いたファンから「声がハスキーで良い」という意見を貰ったと語るキム。その事についても「これは喉の調子が良くなかったからなんです。ピンチをチャンスに変えましたね。ツアーでは喉を痛めた頃に音源に近づいていくと思います」と再びリップサービスを交えながら説明した。ファン達も上機嫌に笑みを浮かべる。

 その後、ゲストとしてお笑い芸人のじゅんいちダビッドソンが登場し、彼も交えてのトークへ。2人は兵役に就く前に顔を合わせていたという。ここでもキムは「3年間全く変わらないですが、歳を取らない秘訣は?」とじゅんいちダビッドソンに聞くなど、軽妙な話術を展開して会場を楽しませる。最終的にキムは「笑いでムードを変え、ファンの皆さんを楽しませてくれてありがとうございます」と感謝する気配りまで見せた。

 最後にメッセージを求められたキムだったが、イベント後におこなわれるファン向けの握手会を指して「今日は歴史上一番長い握手会をします。詳しい話はその時にできればと思います」と甘い言葉でイベントを締めた。(取材・撮影=小池直也)

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