『タミノウタ~伝えたい沖縄の唄』をリリースする上間綾乃

 歌手の上間綾乃が6月21日に、5枚目のアルバム『タミノウタ~伝えたい沖縄の唄』を発売する。今作は「さとうきび畑」などの広く親しまれる沖縄民謡をはじめ、ひめゆり学徒隊を切々と描いた数え唄「ひめゆりの唄」など沖縄民謡唄者である彼女が歌い継いでいく使命を背負った民謡も初収録。彼女のこれまでの活動の集大成とも言える作品となっている。

 今年、メジャーデビュー5年目を迎える。沖縄で培った歌声と個性溢れる表現力で、聴く者の心を揺さぶる唯一無二のシンガーとして2012年5月に『唄者』でメジャーデビュー。以後3枚のアルバムを発売し、精力的に活動している。

 今作は、三線の弾き語りとピアノサウンドを中心に新たにレコーディングした9曲と、旧作からの7曲から構成される。その中には広く親しまれている「てぃんさぐぬ花」「安里屋ユンタ」「さとうきび畑」などの沖縄民謡をはじめ、THE BOOMのヒット曲「島唄」の旋律に沖縄の歌詞をつけた「島唄 南の四季」等を収録している。

 さらに、戦争が終わってもなお続く、捕虜の悲痛な心情を今に伝える「PW無情」、ひめゆり学徒隊を切々と描いた数え唄「ひめゆりの唄」など、沖縄民謡唄者・上間にとって使命とも言える、唄い継いでいかなければならない民謡も初収録されている。

 先人たちの想いを継ぎ沖縄から届ける、どこか懐かしく、時代時代の想いを未来へと唄い継いでいく民の謡(たみのうた)。これまでの上間の活動を詰め込んだ、まさに集大成ともいえるアルバムが完成。

 なお、8月から9月にかけ、このアルバムを引っさげてのライブハウスツアーが東名阪でおこなわれることも発表され、6月上旬から各会場のチケットが発売される予定。

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