『めざましクラシックス with フレンズ~ベスト・ヴォーカリスト~』の発売記念イベントに出席した高嶋ちさ子(右)と松本蘭

 バイオリニストの高嶋ちさ子と松本蘭が24日、東京・銀座でおこなわれた『めざましクラシックス with フレンズ~ベスト・ヴォーカリスト~』の発売記念イベントに出席した。

 『めざましクラシックス』は、フジテレビ系朝の情報番組『めざましテレビ』のなかで生まれた企画。「クラシックをもっと身近に気軽に楽しんでもらいたい」をコンセプトに、高嶋ちさ子と、同局の軽部真一アナウンサーがプロデュースするコンサート。通称“めざクラ”ともよばれ、第1回公演は97年9月。当初はこのコンサートを“数回”は続けよう、という目標だったが、18年の月日を経て、今では通算270回を超える人気コンサートになっている。

 『めざましクラシックス with フレンズ~ベスト・ヴォーカリスト~』は、コンサートの出演したうちのアーティストをゲストにレコーディングした作品。高嶋ちさ子や松本蘭擁する“めざクラアンサンブル”との豪華コラボレーションを軸に、藤井フミヤ(Another Orion)やスキマスイッチ(ボクノート)などが参加。ボーカル×弦楽アンサンブル、ピアノとの新録作品となった。クラシックとポップスがクロスオーヴァーした楽曲10曲収録した。

 この日のトークコーナーでは高嶋ちさ子、松本蘭が登場。20年続けてこられた理由を高嶋は「私は飽きっぽいんですけど、いつも内容が違うので次、何をしようかと考えているうちに続きました。途中で蘭ちゃんが入ったりしたことも大きい」と語れば、松本は「初めてステージに立ったのが2014年、こんなに楽しいことがあるんだと思いました」と返した。

 また、松本は、全体を仕切る高嶋と軽部アナの様子を明かしながら、なかでも演奏とトークの両方に出続けている高嶋を「大変そう」と思いやった。

 トークは盛り上がっていく中で、高嶋の持ち味“毒舌”が次第に色濃くなっていく。軽部アナについては「後輩に偉そうだった。オラオラキャラになりますね。いつかとっちめてやろうと思っています」と冗談交じりに語ると、松本は「(私には)軽部さんはいつも(食事を)おごってくれる」とも。この発言に高嶋は「え! ウソ? 私にはおごってくれない」とするも年齢が近いことが理由と自身を納得させていた。

 一方で“褒めちぎる”ことも忘れていない。「(軽部アナは)音楽知識が豊富で歩くウィキペディア」とも。しかし、口は走り「(めざクラの)アイデアが尽きたら縁の切れ目」と突き放していたものの、松本は「尽きないと思いますよ」とフォローした。

 そのほか、この20年に起こったエピソードや裏話やレコーディング秘話についても語られた。また、高嶋ちさ子、バイオリニストの松本蘭、ピアノ伊賀拓郎の3人で、今作で平原綾香が歌唱している「You Raise Me Up」を演奏した。

 なお、音楽的観点からみた詳報は後日掲載予定。(取材・撮影=村上順一)

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