韓国出身のダンス&ボーカルグループ・CODE-Vのメンバーとして活躍中のナロが、“NASTY NARO”名義で、4月26日にミニアルバムム『Last Night』をリリースした。今夏上演のミュージカル『RENT』への出演が決定、個人としての活動にも注目が集まるなかリリースする初のソロ作品。マスタリングは韓国で実施。R&Bやヒップホップの要素を持ちつつも、日本にはない独特のサウンドに仕上がった。もともと楽曲制作・提供をおこなっていたナロ。「本来の自分に近い」という今作で、グループとは異なる一面をのぞかせている。なぜこのタイミングでソロ作品をリリースしたのか。CODE-Vとの関わり合いを含めた本音を聞いた。
ギャップを見せたい
――ナロさんはCODE-V以前にNASTY NALAWとしてネットを中心にソロ活動をしていたそうですが。
はい。ただし、公式的な活動ではありませんでした。「NASTY NALAW」という名は僕がアマチュアミュージシャンだった10代のとき、ネット上で使っていたIDなんです。CODE-Vで名乗っているナロという名前も、その当時の名前を持ってきたものです。今回ソロアルバムを出すことから改めて初心に戻ろうと、あの頃に使っていた「NASTY NALAW」を名乗ろうと決めました。ただ、スペルは「NASTY NARO」に変えています。
――名前の頭に「不快な、汚らしい」という意味の「NASTY」という言葉を持ってきたことが意外でした。
あえて、アイドルというイメージとは違う言葉を頭につけて、ギャップを見せたいなと思いまして。
――ナロさんの中には、10代の頃から「NASTY」な面もあったのでしょうか?
NASTYなのかはさておき、10代の頃はめちゃくちゃ遊んでいました。と言っても悪さをするとかじゃなくて、友達とワイワイ遊ぶのが好きでそういう毎日を過ごしてました。
――ミニアルバム『Last Night』には、女性を「ハント」していく歌も収録されています。しかも、どの歌にも出てくる主人公は情熱的なんですよね。
イタリアやスペインの人たちのようにね(笑)。
――男性ですから、女性に対して興味があるのは当然だと思います。ただ、『Last Night』に登場する男性たちは、恋に対してとても積極的で。ナロさん自身もそうなんですか?
10代の頃はどちらかと言うと積極的な方でした(笑)。本来の僕自身って、NASTY NAROに出てくる主人公たちに近い性格。そんな僕自身を、今回のきっかけを通して、みんなへ改めて紹介したかったんです。