アイドル曲に変拍子 特異性のあるMaison book girl 意図と狙い
INTERVIEW

アイドル曲に変拍子 特異性のあるMaison book girl 意図と狙い


記者:村上順一

撮影:

掲載:17年04月07日

読了時間:約15分

アイドルを目指したきっかけ

コショージメグミ

――皆さんがアイドルを目指したきっかけは?

井上唯 私はコショージが前にやっていたグループを知っていて、Maison book girlの募集についてはTwitterで知ったんです。その時、私は就職活動をしていて、別に音楽をやりたい訳ではなかったんですけど、気晴らし程度にメールを送ったら「面接に来て下さい」という事になったんです。それで受かって今に至ります。

――わりと気軽に応募した感じ?

井上唯 きっかけはそうですね。受かった今、頑張っています。

――メジャーデビューをされて、周りの反応は?

井上唯 あまり親や友達にそういう事を言わない方なんです。そんなにお互い干渉せずといった感じです。

――矢川さんはどういったきっかけですか?

矢川葵 私は小さい頃からアイドルが好きだったんですけど、本気でオーディションなどを受けた事はなくて、私も就職活動をしていたんです。でも就活に失敗してバイトをしていたんですけど、思い出作りみたいな感じで『ミスiD』というオーディションを受けて、ファイナリストに残ったのがきっかけでサクライさんからお話が来て、Maison book girlに入るという流れだったんです。

――和田さんはどういったきっかけで?

和田輪 昔から歌が好きで合唱団で歌っていたり、1年間、ミュージックスクールで歌をやっていたりしたんです。Maison book girlは私が入った時はもう3カ月ほど活動をしていたんですけど、ライブハウスとかで定期的にガツガツとライブをしたいと思っていたので応募しました。

――コショージさんがこの世界に入ろうとしたきっかけは?

コショージメグミ もともとなりたいものが無かったんです。勉強や運動が特別好きというわけでもないし、何をやっても同じだなと思っているうちに、いつの間にかアイドルになっていました。でも、昔から、「やろう」と思ったらすぐに行動するタイプなんです。

無心になって観るという感覚はあまりない

矢川葵

――インディーズからメジャーに行って変わった事などはありましたか?

和田輪 関わる方が増えたので、インディーズの時よりも責任感が増しました。失敗したりした時に被害が及ぶのが自分だけではなくて周りのたくさんの人達なので。

――ちなみに何か失敗した事はありましたか?

和田輪 そんなに大きな事をやらかしたわけではないんですけどね。

コショージメグミ どういうのが失敗なんだろうね?

矢川葵 ラジオで上手く喋れなかったなとか。

――喋りはあまり得意な方ではない?

矢川葵 嫌いではないんですけど苦手です。昔から言葉で上手く説明が出来ないんです。話のオチが付かずに終わってしまう事が多くて。喋りながら「私、今何を伝えたかったんだっけ?」と思ったりする事が多いんです。

――それでライブではMCは控えめ?

矢川葵 ライブは全体的な流れで観て欲しいという事もあって、曲の繋がりや流れをより大事にしているんです。

――コンセプトや世界観を大事にしているんですね。3月12日にキネマ倶楽部でのライブ『ekoms主催イベント「IN CLOSET 2017」』を観ましたが、アイドルで衣装が黒というのは斬新に感じました。自分達を全面に押し出すというスタイルのアイドルというよりかは、楽曲と自分達がフィフティ・フィフティの感覚なのでしょうか?

矢川葵 サクライさんの意向的にはそうだと思います。

――では逆に派手な衣装を着たいと思いますか?

矢川葵 昔は着たいと思いましたけど、今のMaison book girlには違うなと思うんです。今はこの衣装がMaison book girlに合っていると思っています。

――ステージに立っている時はどういう事を考えてパフォーマンスしていますか?

井上唯 その時はあまり覚えていなかったりするんですけど、ボイストレーニングやレッスンで教わった事を意識しながらやっています。

和田輪 他の人のライブを観た時に「この人は音楽が好きなんだろうな」という人に惹かれるという事に気付いたので、音楽を楽しむようにしています。

――他の方のパフォーマンスを観る時はどの点に注目していますか?

コショージメグミ 全体のライブの構成で「ここがポイント」という場面などをどこで作っているかを見ます。全体を通して「このライブではここを見せたかった」というポイントが絶対あるんです。

――分析するんですね。無心に楽しんで観るという事はあまりない?

コショージメグミ ステージにいる人はダンスなどもして視覚的にも訴えているので、そこもちゃんと観たいので無心になって観るという感覚はあまりないです。

――ダンスも独特ですよね。振付はどなたが担当されているのでしょうか?

矢川葵 ミキティー本物さん(ゲイアイドルグループ「二丁ハロ」)が全部、振付をしてくれます。

――どの曲も運動量が多いですよね。夏場など野外でのライブは大変ですよね?

矢川葵 そうなんです。もうビチョビチョになりながらやります(笑)。

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