アイドル曲に変拍子 特異性のあるMaison book girl 意図と狙い
INTERVIEW

アイドル曲に変拍子 特異性のあるMaison book girl 意図と狙い


記者:村上順一

撮影:

掲載:17年04月07日

読了時間:約15分

アイドルソングながらも変拍子を入れるなど、音楽的な要素にもこだわりを持つMaison book girl

 4人組ニューエイジ・ポップ・ユニットのMaison book girl(メゾンブックガール)が4月5日に、メジャー1枚目となるフルアルバム『image』をリリース。2014年11月に結成、昨年11月にシングル「river」でメジャーデビューした。アイドルソングながらも変拍子を取り入れるなど、一風変わった音楽性とパフォーマンススタイルで話題を呼んでいる。今作は、メジャーファーストアルバムながらもグループの深い部分が分かる選曲になっているという。プロデューサー、作詞・作曲にはサクライケンタ、振付にゲイアイドルグループ、二丁ハロのミキティー本物が担当。アイドルを目指したきっかけから、結成の経緯、今作のレコーディングについてなどをメンバー4人に聞いた。

結成秘話

――まずMaison book girl結成のいきさつは?

コショージメグミ 2014年11月に結成しました。私とプロデューサーのサクライケンタさんで、どういう音楽をやっていこうかという話になったんです。Maison book girlのメンバーはオーディションで集まった4人です。

――特にアイドルという括りではなく、音楽を主軸に考えていたんですね。

コショージメグミ そうです。音楽をするグループとして考えて進んでました。

――当初から今のような音楽の世界観で話が進んでいたのでしょうか?

コショージメグミ 大きくは違わないと思います。当時からこういった感じなので、最初から大きく逸れていないんです。

――Maison book girlのグループ名の由来は?

コショージメグミ 「Book house girl」という仮のグループ名がついて、“House(ハウス)”がフランス語で“Maison(メゾン)”なので。そこから「Maison book girl」になったんです。

――おしゃれですね。サクライケンタさんが作る音楽は独特な世界観を持っていて、Maison book girlの楽曲は変拍子もあったりと、“アイドル”という括りから飛び出している印象があります。初めて曲を聴いた時の印象はいかがでした? 例えばもっとアイドルっぽい曲をイメージしていたとか。

矢川葵 最初はMaison book girlのロゴやイメージの写真くらいしか見てなかったので、どんな曲をやるのか知らなかったんです。私はもともと「カワイイアイドル」というのが好きなので、そういうのが出来るのかなと思っていたら、聴いた事もない曲調だったのでびっくりしました。でも、自分で歌って踊っていくうちにだんだん好きになっていったんです。

――和田さんは途中からの加入ですが、ご自身でアプローチをして加入したのでしょうか?

和田輪 募集がかかった時に面接を受けて入りました。

――独特な雰囲気の楽曲についてどう思いましたか?

和田輪 好きですね。アイドルグループというよりも、音楽をやりたいという気持ちがあったので、良かったと思いました。

――個人的にもプライベートでこういった音楽は聴きますか?

和田輪 変拍子などはそんなに馴染みがなかったんですけど、渋谷系の音楽が好きで、サクライさんもそれを通っているようなので共通する所があると思いました。

井上唯 私はカワイイアイドルになりたい訳ではなかったので、最初に楽曲を聴いた時は「今まで自分が触れてこなかった音楽だな」と思いましたけど、それをやる事に対して抵抗は無かったです。

――歌や踊りは難しい?

井上唯 難しいですけど、1回覚えたら耳から離れなくなる音楽なので好きです。

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