2016年度における“結婚式で最も人気のアーティスト”に選ばれた西野カナ

 歌手の西野カナ(27)が、2016年度における“結婚式で最も人気のアーティスト”に選ばれた。その表彰式が15日、都内でおこなわれ、記念盾を受け取った西野はこの場で、自身のウェディングソング「Dear Bride」を歌った。また、囲み取材では自身の結婚観に触れ「小さい頃は30歳までに結婚したいと思ってましたけど、年を取ると予定がどんどん変わってくる。本当にわからないなと思う」と述べた。

 同アワードは、一般社団法人音楽特定利用促進機構(ISUM)が主催。「2016年度 ISUMブライダルミュージックアワード」として、2016年度における結婚式で最も人気のあるアーティストを表彰する。今回が3回目の開催となり、西野カナが受賞した。

 この日は、ISUM代表理事のアレクサンダー・アブラモフ氏と理事の湯川れい子氏が挨拶に続いて西野が登場した。自身の楽曲で歌詞も手掛ける西野は「曲を作る中で、皆さんの生活に寄り添える楽曲を作りたいと思っています。ですので、結婚式という人生の大切なシーンで、私の曲を使ってもらえることは本当に嬉しい。ありがとうございます」とし、受賞の喜びを語った。

 2016年10月に発売した、自身初のウェディングソング「Dear Bride」は、結婚する友人に向けて作った楽曲。西野は「友達に向けての色々な想いが込められています。まずは『おめでとう』という気持ち。それから結婚という決断をした尊敬の気持ち。送り出す気持ち。そして、友達ならではの旦那さんにやきもちを焼く気持ち。全部ひっくるめて書きました」と紹介した。

 自分の楽曲を結婚式でどの様に使ってほしいか、という質問には「私自身、BGMを考えるのが好きで、プレイリストを作っているんです。このアワードが自分の結婚式にどんな曲かけようかと考えるきっかけになったら良いですね。楽しんで音楽を聴いてほしいです」としたが、自作曲はプレイリストには入れないそうだ。

 夏に予定されている、初のドームツアーについては「今年の2月20日デビュー10年目に突入したので、皆さんに感謝の気持ちを込めてライブしたいと思います。会場は広いんですけど、今まで以上に走ったり皆さんの近くに行きたいです」と意気込んだ。

受賞した西野カナを囲むISUM代表理事のアレクサンダー・アブラモフ氏と理事の湯川れい子氏

 司会者との質疑応答を終え、西野はこの場で「Dear Bride」を生披露。間奏ではにかんだような笑顔を見せたのも印象的だった。その生歌唱に続いて、西野は報道陣向けの囲み取材にも応じた。

 自身の結婚については、「小さい頃は30歳までに結婚したいと思ってましたけど、年を取ると予定がどんどん変わってくる。本当にわからないなと思いました」とコメント。さらに「一緒に東京に出てきた友達は皆独身で、いつも楽しく過ごしてるので『結婚したら寂しくなるな』と話しています」と重ねた。

 また、今後の創作に関しては「ブライダルソングとして作らなかったとしても、みんなに大切にしてもらえたり、そういう(特別な)シーンで使ってもらえる曲はこれからも沢山作っていきたいです」と意気込んだ。

 理想のプロポーズを問われると「シンプルな『結婚してください』というワードが嬉しいです」と告白。更に「ロマンティックなシチュエーションに憧れます。夜景とか星空とか」と続けた。

 そんな西野の理想の男性は「器が大きくて、優しい人。失敗が多い『ミス・忘れ物』なので、そういうのを広く受け止めてくれる様な温和な人が良いですね」とした。というのも西野は忘れ物が多いようで「仕事で使うパソコンを現場に置いてきたリとか、周りの方に迷惑を掛けてます」とはにかんだ。

 最後に西野は、未来の花嫁に向けて「おめでとうございます。人生に一度の素敵な一日になりますように。大切な日にしてください」とメッセージを送った。(取材・撮影=小池直也)

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