MIYAVI

 ギタリスト・ミュージシャンのMIYAVIが歌う新曲「Live to Die Another Day - 存在証明 -」が、三池崇史監督による、木村拓哉(44)主演の映画『無限の住人』(4月29日公開)の主題歌となる。MIYAVIは「『無限の住人』は、彼の人生の新たなる岐路というか、出発点なんだろうなと思います」と木村と映画について語り、「刀の代わりにギターで、ともに戦わせてもらった」と主題歌に自信を見せた。

 主題歌を担当したMIYAVIは、三池監督から「作品の世界観と、お客さんが映画の扉を開けて元の現実に戻っていく、その架け橋であって欲しい。ただ、作品に寄り添い過ぎなくても良い。そこはMIYAVIさんの解釈で作ってもらえば良い」と言われたという。

 MIYAVIは「三池監督は今の日本の中で、無様にもがき、闘い続ける万次の姿を通して『お前は本気で生きているのか?』ということを伝えたかったんだと思うんです」と三池監督の真意を汲んだ。

 さらに「熱くなろうぜ、熱くなっていいじゃないか! ともがき続ける、万次の生き方を、僕はどう音で表せるか。時に激しく、時に切なく。根幹にある万次の強さと凛とした部分を、この楽曲で表現できれば良いなと思いました。たぶん、万次の姿と木村さんを重ね合わせる人もたくさんいると思います。今後、木村さんは、一人のシンガー、エンターテイナー、アーティスト、そして男として、ここからどう戦っていくのか。僕は一アーティスト、一パフォーマー、個人としての木村拓哉という人を知って惹かれたし、もっと観たいなと思ったんです」と主人公・万次とそれを演じる木村について語った。

 最後に「僕らアーティストはワクワクさせてなんぼだと思いますし、ここまで人をワクワクさせてくれる木村さんには、日本の顔として、凛として存在していて欲しい。やはり『無限の住人』は、彼の人生の新たなる岐路というか、出発点なんだろうなと思います。そういう意味で、僕も音楽家としてこの作品に関わることができて光栄に思っていますし、刀の代わりにギターで、ともに戦わせてもらったという感覚です」とコメント。

 MIYAVIは昨年、8月にアルバム『Fire Bird』を発売。9月から全国10都市10会場で全国ツアーを開催していた。また、本年デビュー15周年を迎える。

 今年4月5日には、デビュー15周年を飾る集大成ベストアルバム『ALL TIME BEST“DAY 2”』が発売される。過去のシングル楽曲から新たに録音した楽曲、「Live to Die Another Day -存在証明-」も収められている。

 MIYAVIは、ベストアルバム発売について「17で上京し、ただひたすら我武者羅にギターを弾いてきました。まだまだ道半ば、振り返ってる暇さえないですが、こうして一つの楔として本作品を発表できる事を嬉しく思うと同時に、何より応援し続けてくれるファンの皆の事を誇りに思います。皆にとっても誇りに思えるアーティストでいられるように、これからも変わらず、日々精進し続けます」とコメント。

 なお、MIYAVIは今月、韓国・香港・台湾とアジアでライブをおこない、その後、アメリカ、ヨーロッパを周る、ワールドツアー「MIYAVI World Tour 2017 “Fire Bird”」を開催する。

『無限の住人』予告

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