新年一発目から躍動感あふれるエキサイティングなダンスと力強い歌で魅了した東京パフォーマンスドール

 女性9人組ガールズグループの東京パフォーマンスドール(TPD)が1月14日に、東京・Shibuya O-EASTで単独公演『ダンスサミット“DREAM CRUSADERS”』をおこなった。新年1発目となったこの日のライブは、本編を、彼女達ならではの“ノンストップパフォーマンス”で届けると、初のフルサイズでの披露となった「BE BORN -Rearranged ver.-」「It’s Up To Me」、上西星来と脇あかりの2人によるメドレーコーナーなども披露し、アンコールを含め全25曲を躍動感あふれるエキサイティングなダンスと力強い歌で魅了した。18日には1stフルアルバム『WE ARE TPD』をリリースし、2月26日から恵比寿リキッドルームを皮切りに東名阪ツアー、3月26日には自身最大規模となる中野サンプラザ公演をおこなう。

初フルサイズ披露やメドレーコーナー

ライブのもよう

 東京は寒波が押し寄せる中、TPD新年1発目のライブ会場となったO-EAST内は、すでにオーディエンスによる熱気で満ちていた。定刻を少々過ぎたところで暗転し、オープニングSEに乗りオーディエンスの歓声と掛け声の中、ジャンヌダルクを彷彿とさせる衣装をまとったメンバーがステージに登場。浜崎香帆と神宮沙紀がDREAM CRUSADERSのフラッグを掲げ、これから始まるライブという戦いへ向け士気を高める。

 DREAM CRUSADERSのテーマ曲とも言える「Stay Gold」で幕を開けた。EDMサウンドで力強い歌声をオーディエンスに浴びせる。浜崎香帆が「飛ばしていくよ!」と初のフルサイズでの披露となった「BE BORN -Rearranged ver.-」、2ndシングルの「DREAM TRIGGER」とビートの効いたナンバーでオーディエンスとの一体感を高めていく。

 そして、カラフルなフラッグを使用したパフォーマンスが今までとは違った趣を見せた「La La Flags!」、ダンスもさることながら、めまぐるしく歌い手をチェンジしていく歌のコンビネーションも魅力的な4thシングル「逆光×礼賛」と序盤から圧巻のダンスパフォーマンス、目の離せないステージングで魅了していく。

 「この瞬間を忘れないようにあなたのハートに焼き付けてください」と小林晏夕が投げかけ始めたのは、衣装をチェンジした小林晏夕がメインボーカルをとる「Swimmy」。浜崎香帆と脇あかりもダンスと歌で彩りを加え、また違った世界観を見せた。再びメンバーが合流し、「TIME」、「MY UNIVERSE」とオリジナルナンバーで高揚感を煽っていく。さらにゴールドのゴージャスな衣装にチェンジし「CATCH!! -Rearranged ver.-」、情熱的な赤い衣装に変え「恋しさと せつなさと 心強さと -Rearranged ver.-」と先代TPDの楽曲や篠原涼子のヒットナンバーを新生TPDが新しく表現していく。

脇あかりと上西星来

 ここから上西星来と脇あかりの2人によるメドレーコーナーに突入。禁断の果実でる林檎のオブジェを使用し、恋模様を表現した「果実」。脇あかりが男性、上西星来が女性という役を演じるかのようにストーリーを展開させていく。「純愛90’s -Rearranged ver.-」、「黄・昏・蝶・々 -Rearranged ver.-」、「千夜一夜 -Rearranged ver.-」と4曲で一つの世界観を作りだし、今回のライブのハイライトとなった。

今日のO-EAST最高です!

高嶋菜七

 そして、“DREAM CRUSADERS”では恒例となっている“FLASH TIME”へ。このコーナーはスマホでオーディエンスがメンバーを撮影できるというもの。横一列に並んだメンバーがステージ中央に一人ずつ赴き撮影タイムとなった。その模様はオーディエンスのSNSにアップすることも可能。

 再び楽曲に戻り「It’s Up To Me」を届けた。この楽曲もフルサイズ初披露となり、ペンライトを使った振り付けで、透明感のある白い光が会場を染め上げた。続いて5thシングル「純愛カオス」、ロック色溢れる「SURVIVAL!!」、アメージングストーリーはここから始まったメジャーデビューシングル「BRAND NEW STORY」と、これでもかとアッパーチューンでラストスパートと言わんばかりのアグレッシブなセットリストで畳み掛ける。

 神宮沙紀が「全員で力の限り楽しみたいと思います」と投げかけ、橘二葉、小林晏夕、浜崎香帆のダイナミックでキレのあるダンスをブリッジに「PEOPLE」に突入。おなじみのバズーカ型クラッカーも登場しハッピーでポジティブな空間を作り上げた。

 「気持ちはING -Rearranged ver.」から本編ラストは「RAISE YOUR HANDS」。ステージ前方の両サイドから、大量のシャボン玉が噴射。場内にフワフワと舞い上がるなか、軽快なステップを見せるTPDメンバー。シャボンのようにどこまでも高く登っていくような空間のなか、高嶋菜七は「今日のO-EAST最高です!」と叫び23曲をノンストップで駆け抜け、ステージを後にした。

 アンコールを求める“TPDコール”に、Tシャツとホットパンツというスタイルで再びステージに登場。メジャーデビュー前から練習してきたという楽曲「ダイヤモンドは傷つかない -Rearranged ver.-」を届けた。9人でパフォーマンスをする姿はまさにダイヤモンドのように輝き放っていた。

ライブのもよう

 上西星来が「ラストはこの曲です。大切に歌います」と語り始まったのは、TPDの代表曲「DREAMIN’」、情感豊かに気持ちを込め歌い上げていった。会場全体はキラキラとしたエネルギーで満たされるなか、2017年1発目のステージを終えた。最後のMCではTOWER RECORDS CAFEの宣伝大使に起用されたことや訪れたファンに感謝を告げ、櫻井紗季は「パワーアップして帰ってくるので待っていて下さい」とツアーへの意気込みを語り、2月26日から始まる東名阪ツアーと、3月26日に開催される中野サンプラザ公演へ向けて9人は走り出した。(取材・村上順一)

セットリスト

『ダンスサミット“DREAM CRUSADERS”』

1月14日 東京・Shibuya O-EAST

01.Stay Gold
02.BE BORN -Rearranged ver.-
03.DREAM TRIGGER
04.La La Flags!
05.逆光×礼賛
06.HEART WAVES
07.Swimmy
08.TIME
09.MY UNIVERSE
10.CATCH!! -Rearranged ver.-
11.恋しさと せつなさと 心強さと -Rearranged ver.-
12.RUBY CHASE -Rearranged ver.-
13.果実
14.純愛90’s -Rearranged ver.-
15.黄・昏・蝶・々 -Rearranged ver.-
16.千夜一夜 -Rearranged ver.-
17.It’s Up To Me
18.純愛カオス
19.SURVIVAL!!
20.BRAND NEW STORY
21.PEOPLE
22.気持ちはING -Rearranged ver.
23.RAISE YOUR HANDS

ENCORE

EN1.ダイヤモンドは傷つかない -Rearranged ver.-
EN2.DREAMIN’

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