売れて天狗になったtohko「気づいたら小室ファミリーじゃ…」
小室哲哉プロデュースで1998年に歌手デビューしたtohkoが8日、テレビ朝日系『あるある議事堂SP』に出演。大学在学中にヒットした自身を「本当にシンデレラになった気分になりました」と振り返りつつ、「勘違いしちゃいましたね」などと天狗になった当時を赤裸々に語った。
大学在学中の1998年に楽曲「BAD LUCK ON LOVE ~BLUES ON LIFE~」で歌手デビューしたtohko。篠原涼子やTRFらと同じく“小室ファミリー”の一員として、32.8万枚のヒットを記録し、脚光を浴びた。ただ、最近はテレビなどで姿を見かけることがなくなり、番組ではtohkoの“あるある”として、「1曲でもヒットすると扱いが急に ハリウッドスターのようになり勘違いする」との切り口で紹介した。
tohkoは「ふつうの女子大生だったんですけど、小室さんが初めて女子大生をプロデュースするっていう」と自身のデビューの経緯を説明していく。幸運にも小室に出会ったtohkoは、デモテープを送り続けていると、「大学の授業中に事務所関係の人から電話がきて、『2日後にロスに行くから』って言われた」と唐突な形で米ロサンゼルスでデビュー曲のレコーディングにのぞんだという。
わずか3カ月で生活が一変したと話すtohko。「本当にシンデレラになった気分になりました。学校は電車移動だったのが、チーフマネージャー、現場マネージャーの2人体制で車で送り迎えがついたり」と具体的な変化を語り、ロスのPV撮影ではスタッフが100人くらいいたという。
VIP待遇を受ける中、tohkoは「スゴイところにいきなり来ちゃったなと思って、そのせいで、勘違いしちゃいましたね」と天狗になった当時を振り返る。「ハタチくらいだったのに、周りの大人にタメ口だったなとか、あとは『私、なんでグリーン車じゃないんですか』生意気だなって思って、いま反省してます」と苦笑いを浮かべた。
デビュー曲のヒット以降はパッとしない状況が続いたtohkoは、「気づいたら小室ファミリーじゃなくなってましたね」と語り、予告されることもなく作曲のクレジットが小室とは別の人になっていたという。そして、他の小室ファミリーのアーティストと異なり、自身にはミリオンヒットの楽曲がないため、「夢とか見ちゃうんですよ。ミリオン行ってないっていう」と重圧にうなされることもあったという。
テレビで姿を見せなくなったtohkoだが、現在も歌手活動をおこなっている。自宅で音楽制作に打ち込む様子も紹介され、昨年、CD「無限のチカラ」をリリースしたことを嬉しそうに話していた。
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