三線の弾き語りで「海の声」を熱唱する桐谷健太=20日、都内、撮影・桂 伸也

 俳優で歌手の桐谷健太(36)が20日、都内でおこなわれた、イベント『au 冬の三太郎まつり ~桐谷健太さんとクリスマスNIGHT~』に出演。auのCMですっかりお馴染みとなった“浦ちゃん”出演の「三太郎」シリーズについて、これまでを振り返った。

 松田翔太演じる桃太郎、濱田岳演じる金太郎、そして桐谷演じる浦島太郎の3人による「三太郎」。フィルムによる撮影がおこなわれるなどのこだわりを持って作られたこれまでのCMは、披露される度に話題を呼んできた。

 桐谷はそのうち、最も印象に残るものを、2年前に放送された最初回のものだと明かし「コンビニの外にたむろしている風の感じを出そうという話だったんですけど、その中で僕は愛すべきアホをやったら面白いでしょ? と思っていまして」と当初目指した役柄を回想。これまでのCMを振り返りながら、自身の「思いが乗っかる」瞬間を経験してきたことに思いを馳せた。

「三太郎」シリーズの映像をバックに熱唱する桐谷健太=20日、都内、撮影・桂 伸也

 一方、年始から新たなCMフィルムが放送されることを明かし「楽しみしておいてください。今度は浦ちゃんと乙ちゃんが…」と思わせぶりな告知を語った。

 今回はイベント開催に合わせて、事前に桐谷への質問をWebで募集。「もし他の太郎になるとしたら?」という質問には「桃太郎ですね」と即答。さらに「金ちゃん(金太郎)もいいけど、この時期は大変。本当に(濱田)岳は大変だと思う」と、“薄着の金太郎”を演じる濱田に気を使いながら、暗に金太郎になることは否定し、笑いを誘っていた。

 またこの日は、イベント観覧者へのクリスマスギフトがプレゼントされたほか、さらなるサプライズプレゼントとして桐谷は、auのCMから派生し、今年話題となった「海の声」を生歌で披露。さらに桐谷と高校時代の同級生であるミュージシャン・作曲家のPolar Mが作曲した「香音 -kanon-」を披露、観衆を魅了した。

 なお、今回のイベントでは他に、東京・汐留のカレッタ汐留で『au 冬の三太郎まつり ~ 三太郎ミュージアム~』が実施される。これはauのCMに登場する「桃ちゃんの家」のセットを忠実に再現し、家の中で三太郎たちのように写真を撮ることができる展示イベント。

 実際にCMで使用された小道具、着用した衣装、絵コンテなどの特別展示や、三太郎メンバーのフォトパネル、記念写真撮影コーナーで記念撮影を楽しむことができる。このイベントは、21日から25日まで一般オープン。(取材・桂 伸也)

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