2組のカップルだけに歌い届ける加藤ミリヤ。ミュージックビデオの世界観が広がる幻想的な空間のなかで歌った(撮影・長澤智典)

 歌手の加藤ミリヤが8日、都内某所で、ファンクラブ会員のなかから2組のカップルを招待しての特別ライブ『』を開催。最新曲「最高なしあわせ」などを歌い上げ「最高に幸せな瞬間」を届けた。

 12月7日に通算34枚目となるシングル「最高なしあわせ」を発売した加藤ミリヤ。「最高なしあわせ」は、スケールあふれた美しくもゴージャスな、何よりも幸せに満ちたラブバラード。カップリングには、叶わない恋を歌った「愛の国」と、終わった愛を振り返る「幻」を収録。この1枚が一つの恋物語を描いた作品のようにも聞こえてくる。

 シングル「最高なしあわせ」の発売を受け、8日、「最高なしあわせの瞬間」を体験してもらおうと、加藤ミリヤが、ファンクラブ会員のなかから抽選で2組4人を招待し、プレミアムライブをおこなった。

 用意された会場は、数多くの花に囲まれ歌う「最高なしあわせ」のミュージックビデオをモチーフに作りあげた、ダリアの花を設えたラグジュアリーな空間。その会場に招待された2組のカップルのためだけに加藤ミリアが歌を届けるのが今回の企画の趣旨。

 招き入れられた4人は、ゆったりとした椅子に座りながら加藤ミリヤの登場を心待ちにしていた。

 緊張した面持ちのもと椅子に座った2組のカップルの前に加藤ミリヤが登場。最初に歌ったのが「花王エッセンシャル×加藤ミリヤ」コラボ曲「I AM」。目の前で加藤ミリヤが歌う姿をじっと見入る4人。心地良い表情のもと歌う加藤ミリヤとは対象的に、彼女の歌う姿を少しの緊張混じりで4人はジッと見つめていた。

 なかには、歌う姿を見つめながらも、さりげなく身体を揺さぶりライブを楽しんでいる男性も。傍から見ているぶんには加藤ミリヤ自身伸び伸びと歌っているように見えたが、本人もだいぶ緊張していたらしい。

 「今日は2組の恋人たちのために歌うことをしたくて、この時間を作ってもらいました。すごい緊張しています。4人だけのために歌うのって経験がなくて、私自身も初めてのこと。ホントに好き同士な2人、すごい愛し合っている2人のために歌いたいなと思って企画しました」

 今回選ばれた2組のうち、1組は結婚している夫婦、もう1組は交際中のカップルという関係。加藤ミリヤもそれを分かったうえで4人に言葉を投げかけた。

熱唱する加藤ミリヤ(撮影・長澤智典)

 「『最高なしあわせ』は、愛し合っている2人が『今、本当に今自分たちは最高の幸せだね』と感じられる曲として作りました。人のことを愛して、人に愛されて生きていくこと、これ以上に素晴らしいことはないと思います。生まれてきたことには絶対に意味がある。愛し合った中で生まれたのはみんな同じこと。そんな愛し合う人たちのテーマソングとして『最高なしあわせ』を作りました。この世界の中、今日は2組の恋人たちだけのために歌います」

 続いて加藤ミリヤは、最新シングルの表題曲「最高のしあわせ」を熱唱。愛し合う2組のカップルたちへのプレゼントとして彼女は深い愛情を込め「最高のしあわせ」を愛おしさ満載で歌いあげた。「愛して、なんてしあわせ」。まさに、その気分を思いきり感じれたひとときだった。

 最後は、ライブを体験した4人に、出口で加藤ミリヤがそれぞれに花束をプレゼント。この花束は、舞台上に設置したダリアの花を使って作ったもの。1組ずつ花束を渡しては、一緒に抱き合ったり記念写真を撮ったり、短い時間とはいえ一緒におしゃべりをしながら、2組のカップルたちに「最高のしあわせ」をプレゼントした。

 2組のカップルの女性とも涙ぐむほどの感激っぷり。対して男性陣は、何処か照れた仕種も。そこに素直に感情を現す女性らしさと、どこか照れ屋な男らしさも感じれた。何より2組にとっては、本当に幸せなひとときだったに違いない。

 今後の加藤ミリヤだが、12月10日から『加藤ミリヤ Loveheart Club & Mobile会員 “MILIYAH” 限定ツアー“歌の会 Vol.1” 2016 冬』をスタートさせる。更に、来年1月11日には、ツアー映像作品『“DRAMATIC LIBERTY” tour 2016』のリリースも控えている。(取材・長澤智典)

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