松本人志、紅白は「マンネリの極致、マンネリでいい」
『第67回NHK紅白歌合戦』を話題として取り上げた27日放送のフジテレビ系『ワイドナショー』。松本人志は紅白を“風物詩”と指摘し「マンネリをやめちゃったら紅白の良さは何一つない」などと語り、今年の出場歌手の選出に首をかしげていた。
24日に出場歌手が発表された第67回NHK紅白歌合戦。この日の放送では、宇多田ヒカルやRADIO FISHら初登場の一方で、SMAPの名前はなく、和田アキ子が落選したことなどを紹介した。
ゲスト出演していた小倉智昭キャスターは「アッコさんがすごいのは39回出てきたってことですよ」と“落選”という捉え方に疑義を投げかけ「いつかは変るわけですから。そういう評価してあげれば良いと思うんだけどね」と持論を述べた。
松本は“紅白”という恒例番組への自身の見解を述べていく。「NHKさんはまさかマンネリを駄目やと思ってんのかなってビックリするんですよ」と切り出し「風物詩なので、風物詩はマンネリの極致(きょくち)なんですよ。マンネリをやめちゃったら紅白の良さは何一つないから。マンネリでいいんですよ」と紅白の魅力に“マンネリ”があるとの見解を主張した。
さらに「だから毎年、ちょっとのマイナーチェンジ、ちょっとの脱皮ぐらいで僕は良いと思うんですけど」と“紅白”に大幅な変更はふさわしくないと言及し「今年は脱皮というか身をえぐっちゃってるというか、ちょっとシェイプアップし過ぎというか、なんだろね」と番組の趣旨がよく見えないと首をかしげていた。
松本はまた、ネット上の意見を気にし過ぎていると指摘。芸能界全体に当てはまることと前置きし「ネットの意見って僕は必ずしも一般の意見とイコールではないと思うので、無視して良いと思うんですよ」と制作サイドがこだわるべきスタンスを語った。
そして「頑張ってマンネリを貫くと。視聴者との我慢対決みたいなもんですよ。そこに勝てるかどうかなんです、マンネリって。ねじふせるっていう」との持論を述べ、「スポンサー関係ないわけやし。若者をもっとって言ってる割には、初登場の人もなんで今なんやろっていう」と出場歌手の選出に懐疑的な視点を持っているようだった。
今年の紅白出場歌手では、市川由紀乃、宇多田ヒカル、大竹しのぶ、欅坂46、PUFFY、桐谷健太、KinKi Kids、THE YELLOW MONKEY、RADWIMPS、RADIO FISHの計10組が初出場する一方、発表前に卒業を公表した細川たかしをはじめ、和田アキ子、伍代夏子、藤あや子らベテラン勢が“不出場”となった。
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