ジョニー・デップの多才さ、ロックの祭典でみせたロッカーの一面
ジョニー・デップ(左)とエアロスミスのジョー・ペリー(撮影・松尾模糊)
【取材雑感】世界的に権威のあるロックの祭典『THE CLASSIC ROCK AWARDS 2016』が11日、東京・両国国技館で、日本では初めて開催された。伝説的な英ロックバンド、レッド・ツェッペリンのギタリストであるジミー・ペイジの来日や、米俳優のジョニー・デップが日本で初めてギター演奏を披露するなど豪華な祭典となった。
晴れ舞台には生憎の雨模様となった、東京。しかし、館内には鮮やかなレッドカーペットが敷かれ、多くの報道陣が待ち受けるなか、出演者らが意気揚々と登場した。
やはり、この日訪れた記者の多くが世界的セレブであるジョニー・デップが、お目当ての様子だった。この日のために、米国から訪れたというカメラマンもいた。
もちろん、この日の豪華共演を観るために訪れた日本のセレブたちの姿も見られた。叶姉妹や俳優の北村一輝、岩城滉一などがドレスアップした姿で記者の前に現れた。アーティストの内田裕也は「とにかく楽しみたい」とロックの祭典についてコメントした。
世界的ロックバンド・エアロスミスのギタリストであるジョー・ペリーとともに現れたジョニー・デップは黒いキャスケット帽を被り、紫色のサングラスという姿。ジョー・ペリーと肩を組み、仲睦まじい様子を見せた。
ジョー・ペリーも「ジョニーが出ると聞いたから出演を決めた」と、その固い友情が今回の出演に繋がったことを明かした。
ジョニーを撮り終えた報道カメラマンのなかには会場を後にするものも見られた。インタビューもこれ以後は打ち切られ、今回の主役のひとりがジョニーだったことを物語っていた。
肝心の演奏も、名立たるミュージシャンに負けず劣らずの堂々たるものを見せた。
俳優としての活躍ぶりは言わずもがな。“天は二物を与えず”というが、そんな価値観も軽々と超えるあたりがスーパースターたる所以なのであろう。(取材・松尾模糊)