サラリーマンをしながら歌手活動をおこなう木山裕策(48)が27日、フジテレビ系『バイキング』に出演し、“不倫をするミュージシャンはラブソング禁止”とする提言をおこなった。木山は「愛する人がいるのに不倫をしてしまうミュージシャンに愛の歌が歌えるのでしょうか」と持論を語り、共演陣は「作品とプライベートは別」と反対の見解を主張。ただ、番組の視聴者アンケートでは78%が賛成票を入れ、ツイッター上には「私は昔から同感」「不倫するのにラブソング歌っても何も得しない」などと木山の主張を支持する声が多く見られている。

 2007年に日本テレビ系『歌スタ!!』の最終プレゼンに合格し、楽曲「home」で歌手デビューした木山。『バイキング』にゲスト出演したこの日、主張したのは「不倫をするミュージシャンはラブソング禁止!」とする提言だった。

 36歳の時にガンを罹患し、家族の大切さに気付いたと話した木山は「家族とずっと一緒にいたい、子供が悲しむことは絶対にやりたくない、そんな思いで平日は会社員をやりながらずっと歌を唄っております」と平日は会社員のため、この日は有給休暇をとって出演したことを明かした。

 そんな思いを抱えて音楽活動を続ける木山だけに、家族がいながらも不倫する人の気持ちがわからないと話す。そして、「愛する人がいるのに不倫をしてしまうミュージシャンに愛の歌が歌えるのでしょうか」と前述の提言を主張し、「唄に説得力がなくなってしまう。もしかすると、不倫の歌は説得力が出てくるかもしれませんね」と持論を展開した。

 この提言を受けて、賛否を問われた共演陣は全員が「反対」の札を挙げた。木曜MCのフットボールアワー後藤輝基は「作品とプライベートは別の気がする」と主張し、元シブがき隊でタレントの薬丸裕英は人間のモラルは別としながら「役者さんが悪役を演じられないとか、不倫の役を演じられないとか、そういうことにも繋がってしまう」と後藤の意見と同じ主張をおこなった。

 議論が白熱する中、MCの坂上忍が今年、不倫で世間を賑わせたミュージシャン名を口にし、後藤が「家にオブラート送るわ」とツッコミを入れる一幕もあった。

 番組では視聴者アンケートも実施し、木山の提言への賛否を問うと、賛成が「78%」、反対が「22%」という数字に。出演者とは大きくかい離する結果になった。

 番組を観ていた視聴者もツイッターに続々とコメントを投稿。「木山さん、賛成!」「不倫以外のラブソングを歌うなって最もじゃん、なんでそれに皆反対なのか」「ラブソングじゃなくて不倫ソング作ればいい」「私は昔から同感」「不倫するのにラブソング歌っても何も得しない」などと、その多くが木山の提言に賛成のスタンスを示した。

 ただ、なかには「木山さんの言ってる事はきれい事」「自分の好きな歌手が不倫しても、それでも応援したい人もいる」と木山の提言に反対する声も少なくなく、賛否は真っ向から割れているようだ。

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