ミオヤマザキ、メンヘラ世界観を最新テクノロジーでデジタル体験
3Dでミオヤマザキの世界観を体感する様子(撮影・松尾模糊)
4人組ロックバンド・ミオヤマザキの世界観を表現する「メンヘラバーチャルミュージアム」が21日、一般公開に先駆け都内某所でプレス向け内覧会がおこなわれた。同バンドの持つ独自の世界観を体感できる「メンヘラバーチャルミュージアム」は、11月2日にリリースされる1stフルアルバム『anti-these』の発売を記念し、10月29日と30日に東京・西池袋Bスタジオで開催される。デジタル技術を駆使した展示物は、ミオヤマザキの独特の異空間を出現させていた。
同ミュージアムは、11月2日にミオヤマザキの1stフルアルバム『anti-these』がリリースされることを記念し、ミオヤマザキのメンヘラ(編注:心の病を患っている人を指す略語)の世界観をイメージしたものを、最新のデジタル技術で再現。
現役キャバ嬢だというボーカルのmioの綴る歌詞が、その強烈な言葉の数々から成り立ち、一部から「メンヘラバンド」と呼ばれているミオヤマザキ。しかし10代から20代の女性に圧倒的な支持を受けている。そのメンヘラな世界観をより多くの人に体感してもらい、彼らの音楽の魅力を違った角度からも知ってもらおうという今回の企画。
メンヘラにも色々なタイプがいるということを図解にしたポスターや、ボーカルのmioに扮したAIとチャットができるモバイルツールなどが一般公開に先駆け、お目見えした。
メンヘラが服用する安定剤などの薬物には副作用として、幻聴や幻覚などの症状が報告されている。今回はそれをイメージした世界をミオヤマザキの楽曲に合わせ、3Dゴーグルとヘッドホンで見える景色を切り替え表現する。用意された3枚のミオヤマザキのニューアルバム『anti-these』のポスターも、まるで生き物のように、その色や表紙がうごめくサイケデリックな体験ができる。
また、同じセットでミオヤマザキのライブを3D体験できるコーナーも。こちらは360度ぐるりと動き回るmioを真正面に、間近に感じることができる3Dならではの体験ができる。
さらに、プロジェクションマッピングで製作されたミュージック・ビデオやセンサーによって、デジタル・メンヘラ彼女がセリフを投げかけてくるという大掛かりなセットもあり、ミオヤマザキの世界観に深く入り込めるものとなっていた。(取材・松尾模糊)






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