日本レコード協会は9日、2016年8月度のゴールドディスク認定作品を発表。SMAPの「世界に一つだけの花(シングル・ヴァージョン)」(2003年3月5日発売、JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)が「3ミリオン」作品として認定された。

 シングルの3ミリオンは、1999年3月度で認定された、速水けんたろう・茂森あゆみ/ひまわりキッズによる「だんご3兄弟」以来2作品目となる。なお、シングルでは現時点において、4ミリオン以上の認定作品はない。

 同協会では1989年1月21日以降に発売された作品に対し、毎月、累計正味出荷枚数が一定数を超えた場合に、ゴールドディスクの認定をおこなっている。最低累計の正味出荷枚数が10万枚ではゴールド、25万枚はプラチナ、100万枚ではミリオンとなり、今回、同作品が認定を受けた「3ミリオン」は300万枚となる。

■認定基準

認定/最低累計正味出荷枚数
ゴールド/100,000枚
プラチナ/250,000枚
ダブル・プラチナ/500,000枚
トリプル・プラチナ/750,000枚
ミリオン/1,000,000枚
2ミリオン/2,000,000枚
3ミリオン/3,000,000枚

■くしくも9月9日に発表

 SMAPの音楽関連作品は、今年1月に表面化したグループの独立・分裂騒動をきっかけに、存続を願うファンたちによる呼びかけで購買運動が起きた。その中心的な作品となった「世界に一つだけの花(シングル・ヴァージョン)」は、騒動沈静後もその動きは継続され、「累積売上300万枚突破」を目指す声がSNS等を通じて広がっていた。

 今回の認定は正味での出荷枚数が基準となるが、ファンによる購買運動で売上枚数も着実に伸ばし、8月14日未明の急転直下の解散発表でその勢いはさらに加速。オリコン発表による、9月5日付時点での累積売上枚数は278万3000枚を記録している。

 認定作品は、同協会会員各社からの申請に基づき、原則、認定月の翌月10日(12月度のみ翌1月15日)に発表しているが、今月は9月9日での発表となった。くしくもこの日は、SMAPデビュー25周年の記念日。現時点で記念イベントの開催などは発表されていないが、まずは出荷枚数で花を添えた格好となった。

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